悪いことは言いません。3wayバッグはやめときましょう
3wayバッグを検討している方のほとんどは
- 普段は両手がフリーになるリュックとして、
- お客さんのところに訪問する時は手提げカバン
という使い方を想定していると思います。…というか私がそうでした。
3wayバッグを購入した当初は喜んで使っていたのですが、数ヶ月使用してみると3wayバッグは使い勝手が悪いと感じるデメリットがわかってきました。
本記事では私が購入した3wayバッグを例にして、そのデメリットについて具体的に説明したいと思います。
私が購入した3wayバッグはノースフェイスのシャトル3WAYデイパック
私が購入した3wayバッグはノースフェイスのシャトル3wayデイパック。
アウトドアブランドらしい丈夫なナイロン素材ですっきりとしたデザイン。
書類・タブレットなどをしまえる便利なコンパートメント(仕切り)があるところ等が気に入り購入しました。
デザインは2年使った今でも飽きないのですが・・・肝心な使い勝手に難ありでした。
3wayバッグをおススメしない理由
結局リュックとしてしか使わない
職場の同僚や通勤時に道行く人のカバンをチェックしています。
しかし、これまで3wayバッグをショルダーバッグもしくは手提げカバンとして使用している人を見たことがありません。
99.9%以上の時間はリュックとして使っています。
理由は以下の3つ
- 意外とお客さんは気にしていない
- 肩ひもをしまうのがメンドくさい
- カバンの中がぐちゃぐちゃになる
お客さんはリュックでも気にしない
3wayバッグを使っている同僚にリュック以外でも使っているか聞いてみました。
お客さんのところに行くときは手提げカバンとして使っている?
最初は手提げの方が良いかな?と気にしていたけど、リュックでも気にしないお客さんがほとんど。今ではリュックとしてしか使ってないな。
そもそもお客さんの所を訪問した時はオフィスに入る前にカバンを下ろすので、リュックでも違和感はないんですよね(;’∀’)
とはいえ、銀行員の方など堅い職種の方であればリュックNGというのもわかります。
でもそういう職種の方はそもそも3wayバッグを選ばないですよね(;^ω^)
リュックの片紐をしまうのが面倒くさい
3wayバッグの肩紐の仕舞い方は下記の手順。
- 肩紐をバックルから外す
- 肩紐をバッグの背面ポケットにしまう
文で書くと簡単ですが「訪問するたび仕舞うか?」と言われればやりませんよね。
最初はちょっとやってましたが、すぐにメンドくさくなって止めちゃいました。
カバンの中身がぐちゃぐちゃになる
普段はリュックとして使用しているので、カバンにいれている書類やお弁当なども縦向きにしまってます。
しかしショルダーバッグとしては横向きに持ち帰ると、カバンの中はぐちゃぐちゃに。
お弁当はヨリ弁まっしぐら。
そのため、電車の中でカバンを下ろして持つ時もハンドルはリュックのほうのハンドルをを持っています。
「結局リュックとしてしか使わない」まとめ
- 意外とお客さんは気にしていない
- 肩ひもをしまうのがメンドくさい
- カバンの中がぐちゃぐちゃになる
物の出し入れがしにくい
手提げカバンを想定したポケットの向きになっている
電車内ではリュックは前に抱えて持つことがマナーとして定着しており、必然的にその状態で物を出し入れするシーンが多くなります。
しかし3wayバッグは手提げカバンとしても使用できることを想定して作られています。ポケットや仕切り、チャックなどは手提げカバンとして持った場合の向きを想定して作られています。
そのためバッグを前に抱えたまま本やスマホをカバンから取り出そうとすると、ポケットが横向きなので不要なものまで一緒に滑り出てくることがあります。
またうっかりチャックを閉め忘れたまま背負うと、中に入っているものが全て落ちてしまうこともあります。
ノートPCやタブレットなどが入っていたらと思うとぞっとしますね。
チャックがガバッとひらかない
全ての3wayバッグに当てはまるわけではないですが、チャックが上側の半分までしか開かないのも問題です。
最近街で良く見る【anello】という口が大きいカバンはご存知でしょうか?
こちらの商品は子育てママさんの口コミでどんどんと人気が高まった商品。「口が広いからバッグの中身が見渡せて見つけやすい」が人気の理由です。
このようにリュックの中身を見るためには口が大きく開くことが重要です。それに対して多くの3wayバッグは上側が半分しか開かないため、中が良く見えない。
物を取り出すのも一苦労です。
「物が出し入れしにくい」まとめ
- ポケットの向きが手提げカバンを想定して作られている
- チャックがガバッと開かない
リュックにあるべき機能がない
肩こり予防
背中の形状にあわせた立体的な構造
本来リュックは、使用者の負担を軽減するために、背中にあたる面にはフィットするような立体的な構造になっています。しかし3wayバッグは手提げカバンとして使用することを想定しているため、この立体的な構造になっていないものがほとんどです。
片紐のクッション性
リュックには使用者の負担を軽減すべく、肩紐にはしっかりとした厚みとクッション性があるものが使用されます。しかし3wayバッグでは肩紐を収納する必要があるため、厚みのあるものが使用できません。そのため十分なクッション性をもたせた肩紐のものがすくないことが多いです。
チェストベルト
チェストベルトがあると、さらにリュックを楽に背負うことが出来るようになります。
チェストベルトは肩紐がずれるのを防いでくれます。特になで肩の人は肩紐がずれやすいため、少し肩をすくめるようにして歩いている人を見ますが、肩がこりやすくなってしまいます。
チェストベルトにはバックルが使われるため、3wayバッグでは肩紐をしまう際に邪魔になってしまうためついていません。
背中の蒸れ防止
背面部のメッシュ素材
夏場のリュックは背中が蒸れます。ひどい時は肩紐の跡までわかるくらいくっきり汗をかきます。そんな蒸れをすこしでも軽減するために、リュックの背中にあたる部分には通気性のあるメッシュ素材が使用されます。
このメッシュ素材が3wayバッグにはありません。やはりこれも、手提げカバンやショルダーバッグとしても使用される場合を想定しているからです。
手提げカバンで使用しているのに、バッグの裏側がメッシュ素材だったらおかしいですからね。
リュックにある機能が無い
- 肩こりを軽減する「立体構造」「肩紐のクッション」が無い
- 背中の蒸れ抑制する「背面メッシュ」が無い
今なら私はこれを買う!ビジネス用リュック4つ
ビジネス用ということで、スーツに合うスクエア型(四角型)の物を集めてみました。
軽さと丈夫さを重視して+個人的な好みでナイロン素材のものばかりです。
ノースフェイス シャトルデイパック
自分が購入したものと同じノースフェイスのシャトルデイパック。こちらは3wayではなく純粋なリュック。街で背負っている人も多い人気商品ですね。
通気性とクッション性を備えた背面部の立体構造や、サイドポケットなど、3wayバッグのリュックにはない構造がいっぱい。
僕が購入した3wayタイプもデザインは気に入っているだけに、価格も安いこちらのタイプにすれば良かったと後悔してます(´・ω・)
あえて難点を言えば、チェストベルト無いことと、サイドポケットが小さすぎることでしょうか。
しかしハンカチやカード型のモバイルバッテリーは入るので、用途をしっかり考えておけば気にする必要はありません。
グレゴリー カバートミッションデイ
グレゴリーのデイパックは学生の頃に愛用しており、軽くて頑丈で使い易かったのが印象的。
カバンはファスナーの部分が最初に壊れやすいものですが、グレゴリーのファスナーのゴツくとても頑丈なものを使用しています。
そんなグレゴリーはビジネス用のリュックも多数品揃えしています。その中でも絶大な人気を誇るのが「カバートミッションデイ」。
頑丈なファスナーに豊富なポケットで容量も十分と、人気が出るのも納得です。
Mark Ryden(マークライデン)
Mark Ryden(マークライデン)はあまり聞きなれないブランドかもしれませんが、Amazon売れ筋ランキング「メンズバッグ部門」で常に30位以内にいる人気商品を持つブランドです。
商品の特徴はその近未来的なフォルム。
中国製で縫製にちょっと不安が残りますが、その分お値段は5000円程度とかなりお安め。
防水タイプは、雨の日にも自転車通勤する人におすすめ
まとめ。3wayバッグは器用貧乏。快適さを極めた純然たるリュックを買おう
長々と説明してしまいましたが、要するに3wayバッグは器用貧乏だということが言いたかったのです。
3wayバッグを購入した人は、90%以上の時間をリュックとして使用ししているにも関わらず、わずか数%の時間にしか使わない手提げカバンやショルダーバッグをベースとした仕様となっており、リュックとしての使いやすさ・快適性が損なわれています。
日々の通勤による肩こりや腰痛を楽に快適にしたいからリュックに買い替えるというのであれば、3wayバッグではなくちゃんとしてリュックを買いましょう。
以上sutasutaでした。
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