着心地の良いワイシャツインナーを探して放浪するsutasutaです。
ポリエステル製のエアリズムは吸湿速乾のおかげで、いつもサラサラしてて良いね
やっぱり綿100%の下着の方が肌触りも着心地も最高
下着を選ぶ際、化繊のポリエステルか綿100%かの二択で考えてしまいますが、その中間である混紡については忘れがち。(混紡とは異なる素材の糸を混ぜて縫われた生地のこと。)
そんな混紡はしばしば、「化繊と綿のイイとこどり!」などとアピールされてますが、
ひねくれ者の私は
どっちつかずの中途半端なものになっちゃうんじゃないの?
と考えてしまいます。
そこで実際に確かめてみようと、ヘインズのビズ魂という混紡の下着を購入したのでレビューします。
個人的には化繊のデメリットである脇の臭い残りが気になります
Hanes ビズ魂とは
Hanes(ヘインズ)は1901年にアメリカで誕生したTシャツブランド。
今でこそTシャツ1枚でも街中を歩き回るのは当たり前のことですが、昔はTシャツは単なる下着だったそうです。
それをファッションとして押し上げるのに多大な功績を残したのがHanes。
100年前の人からみたら、現代は下着(Tシャツ)で歩き回っているように見えるんでしょうか
(;・∀・)ムッハー
そんなTシャツ会の重鎮であるHanesにもワイシャツ用の下着ももちろん品揃えされています。
それが今回紹介する「ビズ魂」。
素材はポリエステル45% コットン(綿)35% レーヨン20%の混紡生地。
魂シリーズには他にも下記のようなシリーズがあります。
シリーズ名 | 素材 | 織り方織り方 | 用途 |
ビズ魂 | ポリエステル45% コットン35% レーヨン20% | 交偏フライス | ビジネス オールシーズン |
ビズ魂クール | 綿47%/ ポリエステル37% レーヨン16% | 交偏フライス | ビジネス クールビズ |
男気魂 | 綿100% | 天竺 | ワークシーン |
部活魂 | ポリエステル100% | ポリエステルメッシュ | スポーツ |
ビジカジ魂 | コットン100% | 天竺 | ビジネス カジュアル |
ビズ魂は綿と化繊をバランスよく配合したビジネス向けの配合
Hanes ビズ魂の素材感
肌触り
一般的に肌触りが良いと言われるのは綿素材。ポリエステル製は肌が弱い敏感肌の人にはチクチクすると言われます。
実際にビズ魂を着てみると、やはり肌と擦れた時に少し「ザラッ」と乾いた感じがあります。
それに対し綿素材の下着は滑らかでどこか「しっとり」としているように感じます。
ザラッとしていますが、汗をかいた時は肌に貼りつかないのは逆にメリットですね。
タグはプリント仕様。首元の異物感を取り除き、すっきりとした着心地に一役買ってくれるポイントですね。
伸縮性
ビズ魂はアンダーウェアに最適と言われているフライス編が用いられています。
フライス編は横方向の伸縮性に優れた編み方。そのため体にフィットしやすくなります。
さらにビズ魂はポリエステルが45%含まれるためか、かなりのストレッチ性。
綿100%のインナーよりも伸びやすく感じます。
生地の厚さ
同時期に購入した綿100%の下着、グンゼとB.V.Dの生地の厚さを比較してみます。
いずれもMサイズでほぼ同じ大きさなので、重量=生地の厚さと仮定して比較します。
比較の結果
- グンゼ the GUNZE 101g
- B.V.D GOLD 121g
- Hanes ビズ魂 94g
上記の通り、Hanesのビズ魂は最も軽い(薄い)という結果になりました。
薄い方、厚いほうがどちらが良いんだろう
生地の厚さは季節や環境および着る人の好みによるため、これが良いとは一概には言えませんが、この結果からHanesのビズ魂は吸水性にはやや不安があるが、その分速乾性には期待できますね。
洗い方・洗濯表示
- 液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い処理が出来る
- 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
- タンブル乾燥禁止
- 日陰のつり干しがよい
- 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
- ドライクリーニング禁止
化繊が入っているので、ドライクリーニングとタンブル乾燥(ドラム型の乾燥機)は禁止になっています
参考にしたサイト Panasonic「新・洗濯表示の正しい意味は」
Hanes ビズ魂のサイズ感
グンゼのthe GUNZEとB.V.DのGOLDとHanesのビズ魂のシルエットを比較してみましょう。
すべてMサイズです。
メーカー | グンゼ | B.V.D | Hanes |
ブランド名 | the GUNZE | GOLD | ビズ魂 |
肩幅 | 40cm | 37cm | 35cm |
身幅 | 44cm | 39cm | 42cm |
着丈 | 69cm | 72cm | 70.5cm |
グンゼはゆったりめで、B.V.Dはタイトめ。
Hanesのビズ魂はちょうどその中間といったところですね。
ビズ魂の伸縮性を活かして、「タイトめに着たいけど締め付けは好きじゃない」という人に良いサイズ感ですね
身長171㎝体重68kgのわたしが着用したときのサイズ感です。
小太りの私には、上で紹介した3商品の中では一番ピッタリでした。
生地が薄めなので乳首は透けやすくなっていますが、上にシャツを着れば見えなくなります。
着丈は胴長の私でもお尻が半分以上隠れるくらいの長さがあります。背中が出てしまうおそれはありません。
腕を上げた時はワキの裏が少し見えてしまいました。半袖シャツを着るときは要注意ですね。
軽くてストレッチ性のある素材なので、インナーを着ていることを感じさせない動きやすい一着です。
Hanes ビズ魂の吸水性と速乾性
水は良く吸収するが乾きにくい綿。吸湿性には欠けるが良く乾くポリエステル。
この互いのデメリットの補うために生み出された混紡。その実力はいかに。
率直に言うと悪くないです。
綿とポリエステルの混紡という素材の意図通り、吸水性と速乾性のバランスが、ちょうど中間くらいの着心地です。
適度に汗を吸ってくれるし、汗の乾きも早い。
ポリエステル素材の化繊は苦手だけど、じっとりと汗をかくような環境の人に合いそうですね。
Hanes ビズ魂の防臭効果
私がエアリズムを着なくなった理由はワキの臭い残り。化繊はどうしても臭いやすい。
そこで購入した綿100%のワイシャツ用インナーのグンゼのthe GUNZEとB.V.DのGOLDに変えた途端に、その臭いやすさは体感で7割くらい削減されたように感じました。
では、綿と化繊の中間である混紡のビズ魂のワキの臭いやすさはどうか・・・・
中くらい
予想通り!
ワキを臭いにくくすするためには「ムレ」る状態はいかに作らないかにかかっていますね。吸湿性のある綿が一番でした。
Hanes ビズ魂の耐久性
黄ばみやすさ
3カ月(30回くらい使用)くらい経ったら、追記します
型崩れ
3カ月(30回くらい使用)くらい経ったら、追記します
Hanesビズ魂は綿と化繊の中間くらいの性能
肌触り | すこしザラッとした感じ | (3.5 / 5.0) |
吸水性 | 吸収は早いが、あまり吸わない | (3.5 / 5.0) |
速乾性 | 綿よりは早い | (3.5 / 5.0) |
防臭効果 | ちょっとニオイやすい | (3.5 / 5.0) |
汗じみ・黄ばみ | ー | ー |
型崩れ | ー | ー |
まさに化繊と綿の中間のような面白みのない結果になってしまいました。
しかし逆に考えれば、メーカーが考えた通りの設計になっているはず。
私が予想するメーカーが意図するのはこんな人向けでは?
- 夏場は通勤退勤時だけ外を歩く内勤のビジネスマン
- 軽くて動きやすい着心地が好き
- ワキガ持ちではない
- 敏感肌ではない
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