『最寄り駅まで自転車通勤するサラリーマン』向けの記事です。
アウトドア&サイクルウェアブランドのおすすめ防水・防寒グローブを紹介します。
アマゾン or 楽天で「自転車 防水 手袋」で検索表示される2000円以下の商品は買ってはいけません。

それ、防水じゃないです。
たとえレビューの評価が良く見えても、それはほぼヤラセ。
試しにサクラチェッカーで本当の評価チェックしてみてください。ほとんどがサクラであることがわかります。

2000円以下のニセ防水手袋は大事なお金をムダにするだけです。
冬の手袋は安全に関わる大事なアイテム。
少々高くなってしまいますが、品質がしっかりした『アウトドア』or『サイクル』ウェアブランドの防水手袋を選びましょう。
値段に見合う『安全性と快適性』があり、雨の日の自転車通勤が憂鬱じゃなくなりますよ。
そこで本記事ではアウトドア、サイクルウェアブランドのおすすめ防水手袋を紹介します。

自転車を降りた後、街中でも使えるようなカッコいいデザインのものを集めてみました。
おすすめの防水グローブへ読み飛ばす
自転車通勤用 防寒防水グローブの選び方
まず防水グローブの選び方を紹介します。
すぐにおすすめ商品が見たい!という人はこちらをクリック
防寒防水グローブに必要な3つの機能
防水性
防水とは『水を通さない』性能を言います。
似た言葉で「撥水」がありますが、これは水を弾く性能。撥水だけでは強い雨の日は手が濡れてしまいます。
「防滴」という言葉もありますが、これは 『生地自体は防水性があるが、縫い目に防水処理が無い物』を言います。(参照元:ひろこの自由研究)
機能 | 説明 | 水の通しにくさ |
---|---|---|
撥水 | 水をはじく性能 | × |
防滴 | 水を通さない 縫い目にシール無し | △ |
防水 | 水を通さない 縫い目にシール有り | 〇 |
つよい雨を遮るためにはちゃんと「防水」と表記されている商品を選びましょう。

ちなみに雨は手首から浸入することも多いので『袖口が長くて絞れる』ものが良いですよ。
「完全防水」とは完全に水を通さない性能です。
水を張ったバケツに手袋を突っ込んでも、手が濡れません。
しかし手袋は指が5本分もの縫い目が複雑にあります。 それこそ全くすき間が無いゴム手袋などでないと 、現実的に完全防水は難しいのが実情です。
防寒性
寒い冬の雨のなか風を切って走る自転車通勤では、下記の機能が必要です。
- 体温を奪う風をシャットアウトする「防風性」
- 体温を逃がさない「保温性」
ナイロン製のジャケットをアウターにして、インナーにフリース素材の服を着ると暖かいですよね。これと同じです。
グリップ
雨でハンドルやブレーキを握るのに、手が滑らないようにグリップがついたものを選ぶと安心です。
- 「防水」と記載されている(撥水、防滴は雨を不十分)
- 袖口が長く、絞られた形状
- 外側に防風、内側は保温性のある構成
- 手のひらにグリップがあると安心
防水素材の種類
防水グローブは大まかに分けて、3つの素材・構成の種類があります。
- ネオプレーン
(ウェットスーツの素材) - 防水透湿素材
(GORE-TEXやOutDryなど) - 防水透湿メンブレン
(Dexshell、sealskinz、SEIRUSなど)
素材 | 価格 | 防水 | 透湿性 | 表面の濡れ | フィット感 |
---|---|---|---|---|---|
ネオプレーン | 安め | 〇 | × | × | △ |
防水透湿素材 (GORE-TEXなど) | 高め | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
防水透湿メンブレン | 中間 | 〇 | △ | × | 〇 |
ネオプレーン
ネオプレーンはウェットスーツで使われている素材です。
高い防水性と断熱性があるため、防寒防水グローブでも大活躍の素材。
比較的安く、柔軟性があるというメリットもあります。
逆にデメリットは「透湿性がなく、蒸れやすい」「もっちゃりしたデザインになりやすい」「表地のジャージ素材は水で濡れる」という点が挙げられます。
防水透湿素材(ゴアテックス、OutDry、その他オリジナル)
『水・風は通さないのに、湿った空気は通す』という夢のような素材。
最も有名なのがGORE-TEXですね。最近ではOutDryというさらに優れた素材も開発されています。
高機能であるぶん価格が高いのが最大のデメリット。
少し性能は落ちますが、各メーカーが独自で開発した防水透湿素材も多くあります。こちらの方が幾分か目に優しい価格設定になっています。
防水透湿メンブレン(Dexshellなど)
また防水透湿素材を生地のどの部分に配置しているかで、使い心地やデザインが大きく変わります。
GORE-TEXやOutDryは一般的に外側に用いられます。


使用後も表面は乾いているので、カバンにしまいやすいですね。
生地の中間に『防水透湿メンブレン』があるものは、表面は濡れてしまいますが、ストレッチ性がよくなり、ゴワゴワせず手にフィットする防水グローブになります。

のちほど紹介する『DEXSHELL』『sealskinz』『SEIRUS』などの商品が、こちらに該当します。

使用後はカバンにしまう場合はタオルかビニールの袋を準備したいです
素材 | 価格 | 防水 | 透湿性 | 表面の濡れ | フィット感 |
---|---|---|---|---|---|
ネオプレーン | 安め | 〇 | × | × | △ |
防水透湿素材 (GORE-TEXなど) | 高め | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
防水透湿メンブレン | 中間 | 〇 | △ | × | 〇 |
アウトドアブランドのおすすめ防水防寒グローブ

アウトドア=登山というイメージが強いですが、その機能性の高さから街中でもアウトドアウェアを好んで着る人が 2000年頃から多くなりました。
デザインも20年で一気に進化。街中で使用しても違和感ないほどレベルアップしました。
【THE NORTH FACE】ハイベントレイングローブ
外側 | ハイベント |
中間 | ポリウレタン |
内側 | ナイロンメッシュ |
暖かさ(主観) | ★★★☆☆ |
カラー | ブラック/ネイビー/カーキ |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のハイベントレイングローブです。
『ハイベント』はノースフェイスが独自開発した素材で、PUコーティングによる耐水性と透湿性を持ちます。
雪や雨などをシャットアウトし、グローブ内の水蒸気を排出してムレを防いでくれます。
防風性にも優れ、快適性にも定評がある商品。
ノースフェイスらしいオシャレなフォルムで、自転車から降りたタウンユースでも使える。
参考 THE NORTH FACE サイズ表はこちら
【mont-bell】OutDryサイクルグローブ

外側 | OutDry |
中間 | 不明 |
内側 | ポリエステルメッシュ仕様 |
季節 | オールシーズン |
カラー | ブラック |
自転車用品も取り扱うmont-bell(モンベル)の防水グローブ。
OutDry素材を使用しており、防水・透湿性による快適性は折り紙付き。
ロードバイク用なので親指の付け根部分にも緩衝材があり、ドロップハンドルを使用している人におすすめです。
mont-bellはamazonや楽天では取り扱いがないので、ネットで購入する人は公式オンラインショップで購入する必要があります。
【columbia】バーリングレストグローブ
外側 | OutDry |
中間 | ポリウレタン |
内側 | ポリエステル |
季節 | オールシーズン |
カラー | ブラック |
コロンビアのバーリングレストグローブもOutDryをもちいた防水グローブです。
ちょい薄手なので春から秋向け。冬に使う場合はワンサイズ大きめを買って、中にもう一枚手袋を使うのがおすすめ。
タッチスクリーン対応なので、手袋をしたままスマホを操作することができます。
参考 Columbia バーリングレストグローブのサイズ表はこちら
【AXESQUIN】レイングリップ
外側 | 撥水ポリエステル |
中間 | - |
内側 | 吸汗メッシュ |
季節 | オールシーズン |
カラー | 臙脂/消炭/褐色/墨色 |
AXESQUIN(アクシーズクイン)はメジャーではありませんが、1988年に設立された日本のブランドです。
色名も臙脂や消炭、墨色など和をイメージさせるネーミングが多い。
コンセプトは「凌(しのぎ)」ということで、自然の雨・風・寒さを凌ぐためのアウトドアギアを設計開発しています。
もちろん品質も日本クオリティで、好日山荘や石井スポーツといった登山専門店でイチ押しされている商品です。
参考 AXESQUIN レイングリップのサイズ表はこちら
【AXESQUIN】Light shell WP Glove
素材 | PERTEX SHIELD 15dnナイロン、2.5層 |
季節 | ― |
カラー | 千歳茶/何度色/消炭色 |
アクシーズクインからもう一つ紹介します。
Light shell WP Glove(ライトシェルウォータープルーフグローブ)の特徴は26gというその軽さ。単三電池1本ぐらいです。持っているのを忘れるレベル。
しかも防水性はしっかりとキープ。
そのため普通の手袋の上に、雨の日だけこの商品を装着するという使い方ができます。
自転車を降りたら、ライトシェルWPグローブだけたたんでカバンの中へポイっといれてしまえばOKです。
春から夏の時期はこの商品だけ使用するなんてのもありですね。
参考 AXESQUIN ライトシェルウォータープルーフグローブのサイズ表はこちら
サイクルウェアブランドのおすすめ防水防寒グローブ

サイクルウェアブランドのグローブは、身体を前傾させてハンドルに体重をかけて乗るスポーツバイクの人のためにつくられています。
そのため手の広にクッションがあり、手が疲れにくいという特徴があります。
クロスバイクやロードバイクといった、スポーツバイクに乗っている人におすすめです。
【PEARL IZUMI】レイングローブ
外側 | ナイロン |
中間 | ナイロン |
内側 | 不明 |
季節 | オールシーズン |
色 | ブラック |
日本のサイクルウェアブランドといえば、『パールイズミ』。
ちなみに私がロードバイクを始めて一番最初に買ったのも同社のジャージでした。5年経った今も愛用しています。
ジャパンブランドならではの優れた品質、日本人体型に合わせた幅広いサイズ展開、日本の気候を熟知した商品を展開しています。
そんなパールイズミの防水グローブが「レイングローブ」。
パールイズミらしい無難な仕上がり。
ちょっとゴワツキがあるので、自転車から降りた後、普段使いには少々厳しいかな。
参考 PEARL IZUMI レイングローブ サイズ表はこちら
【SHIMANO】ゴアテックスウインターグローブ
外側 | GORE-TEX |
中間 | Primaloft® 170 g(6オンス)の断熱材 |
内側 | ナイロン | 季節 | 冬 |
カラー | 黒 |
スポーツバイクのコンポーネント(ブレーキやギアなど)で世界一のシェアを誇るシマノの冬用レイングローブ。
そのフォルムを見てもわかる通り、滅茶苦茶暖かい。
しかもゴアテックスなのでムレも安心です。
寒い地域で30分以上自転車を漕ぐ人におすすめです。
参考 シマノ ゴアテックスウインターグローブのサイズ表はこちら
【mavic】コスミックH2Oグローブ
素材 | 2.5㎜ネオプレーン |
季節 | オールシーズン |
カラー | 黒 |
mavic(マヴィック)はフランスの自転車部品メーカーです。黄色の差し色が特徴的なデザインで、ファンが多いブランド。
このコスミックH2Oグローブは、ウェットスーツと同じ素材のネオプレーン素材です。
ボテッとしがちなネオプレーン素材を、シュッとした都会的なデザインに仕上げてるのは流石の一言。

【gore wear】C5
外側 | GORE-TEX |
中間 | – |
内側 | ナイロン |
季節 | オールシーズン |
カラー | ブラック |
タッチスクリーン | 〇 |
GORE WEAR(ゴアウェア)は、その名前から予想できるようにGORE-TEXのGORE社が持つスポーツウェアブランドです。
もちろん機能性が高いのは言うまでもないのですが、デザイン性が高いのもポイント。セレクトショップのビームスでも取り扱いもあります。
このC5もキレイなシルエットで洗練されたデザイン。良い意味でスポーツウェアらしさが無く、スーツに合わせても違和感がありません。
参考 GORE-WEAR サイズ表はこちら
【doesnot manufact】ウインター タッチパネル グローブ(アクアガード)

最後にdoesnotmanufactのウインタータッチパネルグローブです。
「スマートな見た目をキープしつつ、ロフト(かさ、厚み)のあるグローブに迫る暖かさをキープしたい!」というサイクリストの思いを形にしたものです。

甲側に採用した「アクアガード」は非常に防寒性に優れた防風素材であると同時に、ドライな環境のみならずウエットな状況でもしっかりと手をサポートしてくれます。
楽天やアマゾンには売っておらず、tokyowheelsというサイトで販売されています。
ちょっと高めですが、他に、ここでしか買えない防水グローブがあるので、一度のぞいてみるのがおすすめです。
その他おすすめ防水防寒グローブ

ここからはアウトドアウェアでもサイクルウェアでもないブランドで、ちょっと気になる商品があったので紹介します。
【sealskinz】 オールウエザー サイクルXP グローブ
外側 | ナイロン |
中間 | 防水透湿メンブレン |
内側 | プリマロフト |
季節 | オールシーズン |
カラー | ブラック/イエロー |
タッチスクリーン | 〇 |
sealskinz(シールスキンズ)はなんと『防水・防風・透湿性のあるソックス、手袋、帽子の専門ブランド』です。
seal(アザラシ or 密封)+skin(肌)というブランド名も洒落てまね。
防水を専門としているだけあり、その性能にたいする評判はワールドクラス。amazonのレビューでは海外の方の絶賛する星5つの評価が並んでいます。
しかもデザインは都会的で、街中でつけていても悪目立ちしない仕上がりになっています。
こちらの方のブログでは、詳しく紹介されています。
ちなみに、こんな毛糸の手袋のような防水手袋もあります。
参考 SealSkinzのグローブのサイズ表はこちら
【DEXSHELL】 THERMFIT NEO
外側 | ナイロン84%、エラスタン2%、ゴム14% |
中間 | 100%防水・防風Porelle(R)メンブレン |
内側 | メリノウール37%、毛玉防止アクリル37%、ナイロン18 |
季節 | オールシーズン |
カラー | ブラック/オレンジ |
DEXSHELL(デックスシェル)もsealskinzと同様で、防水・防風・透湿素材「Porelle(ポレール)」を使用したソックスやグローブを数多く品ぞろえするブランドです。

GORE-TEXと違い伸縮性もあるので、フィット感がGOOD。
sealskinzでも紹介しましたが、DEXSHELLの防水手袋も一見ふつうのウールの手袋。
暖かく透湿性もちゃんとあります。
参考 DEXSHELL サイズ表はこちら
【SEIRUS】エキストリームオールウェザーグローブ
外側 | ナイロン |
中間 | 防水透湿メンブレン |
内側 | フリース |
季節 | オールシーズン |
カラー | ブラック |
SEIRUS(セイラス)は 30年以上の歴史をもつ米国のスポーツアクセサリー専門ブランド 。
高い防水性があるうえに指が動かしやすいということで、米国海兵隊で使用されたりしているそうですよ。
石井スポーツさんでも、そのフィット感と操作性に高い評価をしています。
またSEIRUSのグローブの特徴は自分が欲しい機能を選べること。
amazonや楽天で「SEIRUS+グローブ」で検索すると、SEIRUSのグローブがズラッと表示されます。
しかし、よく見てみるとどれも微妙に名前が違います。
名前は機能を表しており、商品名でどのような商品なのかわかるようになっています。
- オールウェザー:防水機能
- エキストリーム:完全防水
- ハイパーライト:薄手の素材
- サウンドタッチ:スマホ対応
ちなみにSEIRUSは私も実際に使用している商品です。
詳細はこちら 【自腹で検証】SEIRUS完全防水手袋を水に3分間浸してみた
参考 Seirusのサイズ表はこちら
【ショーワ】防寒テムレス
「ダサぁっ!何このゴム手袋」
て、おもいますよね。
しかし、この防寒テムレスは超人気の商品なんです。
2000円以下という低価格でありながら「防水性・防寒性・グリップ力がスゴイ!」と評判なんです。
見た目はゴム手袋ですが透湿性もありムレにくい。さらに内部は起毛素材で暖かく、冬山でも使用されています。
しかし、あまりにも見た目が悪い。
そこで、多くの要望を受け、色を黒に変えブランド名を「TEMRES」とした防寒テムレスのアウトドアラインが発売されました。
しかしネットショップでは扱いが少なく、販売されていても定価の2倍近くします。

最新のTEMRES02winterでは裾もしぼれるようになり、さらに快適性が増しました。
まとめ

個人的にはSEIRUSのオールウェザーグローブがおすすめです。
- 【THE NORTH FACE】 ハイベントレイングローブ
- 【mont-bell】 OutDryサイクルグローブ
- 【columbia】バーリングクレストグローブ
- 【AXESQUIN】レイングリップ
- 【AXESQUIN】Light shell WP Glove
- 【PEARL IZUMI】レイングローブ
- 【SHIMANO】ゴアテックスウィンターグローブ
- 【mavic】コスミックH2Oグローブ
- 【gore wear】C5
- 【sealskinz】オールウェザーサイクルXP
- 【DEXSHELL】THERMFIT NEO
- 【SEIRUS】エキストリームオールウェザー
- 【ショーワ】TEMRES
他にも【最寄りの駅まで自転車通勤】する人におすすめの雨対策グッズをまとめた記事を作成しました。
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