
い、息が苦しい…
我が家の飼金魚あーちゃんとみーたちゃんからのSOS。水槽のエアレーション、通称ブクブクから泡が出なくなってしまいました。
魚はエラを通して水の中に含まれる酸素を取り入れて呼吸しています。ろくに水草も入れてない小さな水槽に2匹飼っているので、すぐに酸素も無くなってしまいます。そのため水の中に酸素を送り込むエアーレーションが必要になります。
本記事ではエアーレーションから泡が出なくなってしまった原因追求から修理までの流れを紹介します。

超簡単な事だったのに、原因が解るまで大きく遠回りしてしまいました(´;ω;`)
皆さんが私と同じ過ちを繰り返さないよう共有します。
原因だけ知りたい方はこちらをクリック
エアーレーションの故障?原因を探る
私が使用しているブクブクこと、エアーレーションはGEX(ジェックス)の『e-AIR1000b』。
ポンプから空気を吐出し、チューブ状の透明パイプと水槽内に沈める濾過(ろか)装置を経由して、水槽内に酸素を送るというもの。
この構造から考えられる空気泡が出ないという故障の原因は
- ポンプから空気がでていない。
- パイプから空気が漏れている
- 濾過装置で目づまりしている
のいずれかと推測されます。これらのを1つづつ確認していきます。
①そもそもポンプから空気が送られているのか?
まずはポンプから空気が吐出されているのかを調べます。家電で言うと「電源コンセントささってますか?」レベルの基礎的なところ。
調べるのは簡単で、ポンプからパイプを引き抜き、空気が出ているかを確認します。吐出口から空気が出ているのを指で確認します。
ここは問題無く、空気がでていることを確認しました。
②パイプから空気が漏れていないか?
次はパイプから、もしくは先端のノズル部分との接合部から空気が漏れていないか調べます。
自転車がパンクした時に、タイヤを水に沈めてどこから空気が漏れているか調べるのと同じように、パイプを水槽にいれてみます。もしパイプに穴や裂けがあると、そこから空気泡が漏れてくるはず。

結果は問題なし。パイプからの空気の漏れも確認できず、先端のノズル部分からちゃんと泡がでています。

実はここで肝心なことを見落としているんだよね・・・
③ろ過装置で目詰まりしていないか?

①と②が問題ないとなると、俄然としてあやしいのは『ろ過装置』。事実、ノズルをろ過装置に取り付けて水槽に沈めても空気泡は出ません。

ろ過装置のどこかで目詰まりしているのに間違いない(思い込み)
疑わしい部品は2つ「フィルター」か「エアストーン(プラストン)」。
持っているポンプGEX e-Airに附属されていたのろ過装置は「ロカボーイ」という商品。
フィルターは3週間に1度くらいの頻度で変えていたため、自宅に新品のものがあったのですぐに交換してみました。
しかし空気泡は出ず。
お次はエアストーン。こちらは濾過装置を購入してから2年間一度も交換したことが無い部品。

左色の2年間つかったものは緑色に変色して目詰まりしている。

原因はこれに間違いない・・・犯人はお前だ!
フンフンと鼻息荒くエアストーンを新品に交換した濾過装置を水槽に投げ込みました。
・・・・・しかし空気は出ず。

冤罪のエアストーンかわいそう。それにしても何故、空気がでないんだろう…
泡が出ない原因はポンプのゴムの劣化
濾過装置でもないとなると、何が原因なのか??もう原因がわからないので、ポンプもろ過装置も全部新しいものに取り替えようと思いました。
新しい物がが届くまでは仕方ないので、濾過装置を使わずにパイプだけを水槽の底に突っ込んだところ


あれ、空気が出ない!?②で検証したとき、ろ過装置をつけなければ泡が出ていたはずなのに。
いそいで空気が出ているか確認しようとパイプの先を水槽から出そうとしとき、「ポコポコポコポコポコポコ」と空気が出る音がする。
ノズルを水面近く持っていくと泡がでるということは、

ポンプから吐出される空気圧が水圧に負けてるってこと?
②で検証しているときに、しっかりと水槽の底までパイプを沈めていれば直ぐにわかったことなのに・・・
無駄な時間とお金とカロリーを消費してしまいました。
ちょっと調べると、それはもうしっかりと目立つ所に『ポンプは消耗品です、定期的に交換してください』と記載あるし。
GEX(ジェックス)e~Airのポンプの交換の仕方
スペアパーツの購入
せっかくなので古くなったポンプの交換方法もご紹介します。GEXのe-Airは水槽のサイズに合わせて4タイプほどのサイズの種類があります。それぞれに対応したポンプのスペアパーツがあるので、そちらをまず購入しましょう。

ポンプの型式・品番は本体に書いてあります。我が家のはe-AIR 1000SBです。似たサイズの3種類のスペアパーツのリンクを貼っておきます。
ポンプの付け替え

替えのポンプが準備できたら、まず電源コンセントとチューブを抜きます。その後、ポンプ本体の裏面にはネジが2本あるためこちらをドライバーで緩め、ネジを抜きら本体をパカっとあけるとそこにはコイルと磁石に繋がったゴム製のポンプが見えます。
コイルに交流の電気がながれると磁界の向きが激しく入れ替わり、(中学校で習った右ねじの法則ですね!)磁石がコイルに引き付けられたり、反発したりを繰り返すことで、磁石につながったポンプが激しく振動し、空気が吐出されます。
このゴム製のポンプが劣化して、空気を送り出す力が弱まっていたんですね。
古いポンプの外し方。新しいポンプの取り付け方

特に難しいことはなく、ポンプを持ちあげることで取り外しができます。

ウギギギ・・・・指も入らないし、少し硬い
少し外しにくいなと思われるならば、写真のようにドライバーを引っかけて持ち上げると取りやすいですよ。
取り付け方は逆の手順で、向きに注意して新品を差し込むだけです。

2年使用したポンプと新品のポンプを比較してみます。
外見の大きな違いといえば、磁石がついたL型の金属板の角度でしょうか。2年使用したものはテーブルの天板と平行になっているのに対し、右側の新品は傾いています。
またポンプのゴムを触ってみると、新品のゴムのほうが柔らかいことがわかります。
裏面のフィルターも取り換え

e-Airの裏にはフェルト製のフィルターもあります。このフィルターのスペアも交換用ポンプの商品の中に同梱されているので、是非交換しましょう。
フィルターは素手ではとりにくいのでドライバーですくうようにして取り外します。

左が2年間使用したもので、右が新品です。左はびっくりするぐらい汚れており、新品はまぶしいくらい白い。もう驚きの白さ。
新品の取り付けは上と逆の手順でツメがでている部分にひっかけるようにして押し込むだけです。
ポンプ交換後の空気の量は・・・・

ボボボボボボボボ

すごい空気の量!エアーマックス2019!
買ったばかりの時はきっとこのくらい出ていたのでしょう。
あーちゃんとみーたちゃんもブレるぐらい踊り狂って喜んでいるように見えます。
エアレーションからの空気の量が少なかったときは泳ぎも遅かったのに、かなり機敏に動くのがはっきりとわかるくらいに違います。
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