- 服の中に風を送り込むBodyfanは唯一無二のハンディファン
- 日常使いではちょっと恥ずかしいけどイベントなら問題なし
- Bodyfanは買い!
「それ何?いいねぇ」
「どこで売ってるん?」
「いくらぐらい?」
ディズニーシー大人気アトラクション「ソアリン」の行列に並んでいる時、後ろの孫連れマダムに質問攻めにあいました(;・∀・)
その日は8月真っ只中で35度越えの猛暑日。しかも新型コロナウィルス対策のために、屋外で1時間半待ち・・・
さすがの夢の国も、地獄の釜の蓋が開いたような灼熱の世界でした。
この苦境を乗り越えるべく、汗っかき私が持参したハンディファンがえりかけ扇風機「Bodyfan」。
マダムが羨むこのアイテムのおかげで、汗でベショベショにならず快適にディズニーシーを満喫することができたので紹介したいとおもいます。
えりかけ扇風機Bodyfanの良いところ
Bodyfanの扇風機本体は大したことなく、平凡な見た目と性能です。
それでもこの製品をおすすめする理由は専用クリップ。これがとにかく優秀。
専用クリップは上の写真のように、襟元にハンディファンをひっかけるための部品。
このクリップが優秀な理由は以下の4つ。
1つづつ紹介していきたいとおもいます。
ハンズフリー
携帯扇風機は手で持つハンディタイプが一般的。
でも屋外で1時間近く並ばなければならないディズニーランドでは、「日傘」と暇つぶし用の「スマホ」が手放せません。すなわち両手がこの2つで塞がります。
そのためディズニーで使用する携帯扇風機は「ハンズフリー」であることは絶対条件。
ディズニーを例に出しましたが、近所の公園からバーベキュー、キャンプ、スポーツ観戦といった夏のアウトドアレジャー全般でも同じことがいえます。
身体を冷やすことができる
ハンズフリーはこのえりかけ型だけではありませんよね。代表的なものだと「首掛け型」があります。
詳細はこちら 手ぶら派必見 首掛け扇風機spice of lifeのWfanをレビュー
この首掛け型も悪くはないのですが、涼しさの点ではBodyfanのほうが優れています。
なぜなら首掛け型は顔しか冷やせないのに対し、Bodyfanは身体を冷やせるから。
この差はデカい。
Bodyfanの専用クリップは背中全体に風が広がるように、形状が工夫されており、効率的に体を冷やしてくれます。
スタンドとして使える
ハンディファンは専用のスタンドが付いているものが少なくありません。しかしその多くは角度が一定で、自由に傾きを変えることができません。
その点Bodyfanは本体の首が可変式のため、自由に角度を変えることができます。どんな場所においても、顔や首筋などのピンポイントに風をおくることができます。
いろいろな角度に首を曲げても、クリップがしっかりと扇風機を支えてくれるので、安定性もバツグンです。
クリップのホルダーも360°回転するので、向きも自由自在です。
ベビーカーに取り付けできる
小さいお子さんがいる人に嬉しいポイントが「ベビーカーにも取り付けできる」点。
太陽の日差しの照り返しで、地面に近くなるほど気温は高くなるといいます。つまりベビーカーに乗っている子どもは大人以上に暑い環境にいるということ。
上から風をおくり、地表からの熱気を退けちゃいましょう。
詳細はこちら 東京ファン公式HP「ベビーカー扇風機の選び方
えりかけ扇風機Bodyfanの良くないところ
良いところだけでなく、悪いところも紹介します。
つけるのが恥ずかしい
ディズニーやアウトドアレジャーならまだしも、普段の通勤や買い物で襟にひっかけてBodyfanを使うのは勇気と度胸が必要です。
40歳も過ぎて羞恥心がだいぶ薄れてきましたが、私はまだ無理ですね(;^ω^)
でもなぜかディズニーやレジャーのような「非日常」のシーンでは気にならないんですけどね(笑)
ふだんは普通のハンディファンとして使って、イベントの時は襟かけクリップを使うという使い方がおすすめです(^◇^)
Tシャツ以外は効果が半減
Bodyfanの最大のメリットである「服の中に風を送る」機能ですが、シャツの下にインナーをきているかいないかで涼しさの効果が半減します。
Tシャツ一枚で使う分には風が肌に直接あたって、これ以上なく涼しいのですが、インナーがあると風が肌まで届かず効果はイマイチ。
もしBodyfanを夏レジャーで使うのであれば、服装はTシャツがおすすめです。
えりかけ扇風機Bodyfanのスペックを紹介
ここまで読んでいただき「Bodyfan良いかも・・・」と思っていただいた方は、「スペックは他のハンディファンと比べてどうなの?」って気になりますよね?
ということで、他社品とスペックを比較したので紹介します。
詳細はこちら 【安心を買う】やらせ無しの本当に評判の良い携帯扇風機まとめ
バッテリー
アウトドアで使用するハンディファンにおいて、重要なのがバッテリー持続時間。
とくにディズニーは充電できる場所がないので、数時間でバッテリー切れになるようでは使い物になりません。
そんな重要なバッテリーですが、Bodyfanのバッテリー容量は2000mAh。時間でいうと下記の通り。
2000mAhは他社のハンディファンと比較しても、決して低い数字ではありません。※代表的な他社メーカーのハンディファンは以下の通り
ブランド | 品名・品番 | 容量 |
---|---|---|
Taotronics | TT-HP025 | 2600mAh |
LUMENA | – | 2500mAh |
Prismate | PR-F050 | 2200mAh |
東京ファン | Bodyfan | 2000mAh |
山善 | fuwari(YHMS-D20) | 2000mAh |
山善 | fuwari(YHMB-F20) | 2000mAh |
リズム時計工業 | SILKY WIND MOBILE2 | 1400mAh |
山善 | fuwari(YHS-B12) | 1200mAh |
francfranc | フレハンディファン | 1000mAh |
でも強モードで2時間、中モードでも4時間はディズニーランドで丸一日使用するには、心許ない時間ですよね(;・∀・)
こればかりは仕方がないので、モバイルバッテリーを持って行くしかありません。
ちなみに私のおすすめは「コンセントと一緒になっている」モバイルバッテリー。
旅行に行くときもわざわざコンセントとモバイルバッテリーの両方を持って行く必要がありません。
私がもっているのはRAVPowerの商品ですが、Ankerなどもおすすめです。
作動音
Bodyfanは屋外で使うことがメインなので、作動音はそこまで気にしなくてよいとおもいます。
ただ屋内でも使いたいという方は、作動音も気になると思うので紹介します。
私が持っているハンディファン「リズム時計工業」「Taotronics」「Bodyfan」の3つで比較したいとおもいます。
Taotronics | リズム時計工業 | BodyFan | |
---|---|---|---|
微 | 38.3 | 29.2 | – |
弱 | 43.8 | 32.4 | 33.5 |
中 | 46.7 | 35.2 | 42.8 |
強 | 49.2 | 41.8 | 46.3 |
ターボ | – | 47.4 | – |
Bodyfanの作動音は最大風量で46.3db程度。
「46.3dbってどのくらいのうるさいの?」って思われますよね。音の強さの目安をしめす表は下の通りです。
うるさい | 80db | 救急車のサイレン(直近) |
70db | セミの鳴き声(直近) | |
普通 | 60db | 走行中の自動車内 |
50db | 静かな事務所の中 | |
静か | 40db | 図書館内 |
30db | 深夜の郊外 | |
きわめて静か | 20db | 雪の降る音 |
個人的には強モードで「キッチンの換気扇レベルぐらいかな?」という感覚です。
強モードは汗をひかすのに、短時間で使うくらいで、通常は弱~中モード。気流の影響をうけにくい室内であれば、中風でも十分涼しい。、
デザイン
残念ながらデザインはあまり良い物ではありません。私が持っている他メーカーのハンディファンと比較してみますね。
個人的にbodyfanのデザインで気になる点は「質感」と「線の多さ」。
Bodyfanの本体のプラスチックは「いかにもプラスチック」といったスカスカで安っぽいテカりのある質感。
それに比べTaotronicsやリズム時計工業のハンディファンは、同じプラスチック素材でもマットな質感としっかりとした密度があり、チープさを感じさせません。
またBodyfanは「線」が多いのも野暮ったさを感じます。
Bodyfanは本体に電池カバーの蓋やパーティングラインの線がいっぱい。それに対し、Taotronicsはスッキリとしていてムダな線や凹凸が無いのは一目瞭然ですよね。
と、文句を垂れつつもBodyfanの「服の中に風を送る」というメリットの前には、この程度のデメリットは無いに等しいかもしれません。
ホルダーとクリップの素材・形状
クリップの素材はしなやかに変形する素材で、強く曲げても壊れそうな気配は感じません。
これなら15㎜ぐらいのちょっと厚みのある場所にもクリップできそう。
一方、扇風機をさしこむホルダー部分は硬い素材なので、無理にひろげると壊れてしまいそうです。
内径は31.5㎜なので、同程度の径であればbodyfan以外のハンディファンも取り付けができそうです。
まとめ
ディズニーやUSJなどの夏場のテーマパーク、もしくは屋外での作業する際には超強力な猛暑対策グッズであることは間違いありません。
逆におすすめしないのは日常使い。日々の通勤・通学でつかうのであれば、リズム時計工業のsilky-mobile-fanがおすすめです。
詳細はこちら 【瞬間涼風】リズム時計工業の携帯扇風機をレビュー
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