- 男性向け自転車通勤用レインウェアを紹介
- 安心の国内ブランドのみ厳選
- 4000~6000円台の「丁度いい」価格
登山、釣り、ロードバイク、工事現場……レインウェアと言っても使用用途に応じて求められる性能や形状が違います。
本記事では「自転車で通勤・通学する男性向け」のレインウェアを紹介します
コンビニや100均の安物のカッパは心もとない。かといって数万円もする立派なカッパも要らない。
そんな方のために5000円付近のちょっとイイ感じのレインウェアをまとめました。
憂鬱な雨の自転車通勤が、苦じゃなくなります
商品名 | 価格 | 耐水圧 | 透湿度 | 特徴 | リンク |
カジメイク ピラルク | 4380円 | 10000㎜ | 5000g/m2・24h | 回転フード 後付けバイザー バックパック対応 | 詳細を見る |
ワークマン | 4900円 | 10000㎜ | 8000g/m2・24h | AESISシリーズ | 詳細を見る |
リプナー アディ | 6380円 | 非掲載 | 非掲載 | バックパック対応 クリアフード | 詳細を見る |
リプナー トリガー | 6380円 | 10000㎜ | 5000g/m2・24h | 裏地エンボス ベンチレーション | 詳細を見る |
ミズノ ベルグテック | 6490円 ※ジャケットのみ | 15000㎜ | 10000g/m2・24h | 日常使いできる デザイン性 | 詳細を見る |
気になるところへ読み飛ばす
自転車通勤用レインウェアの選び方
おすすめ商品を紹介する前に、「自転車で通勤・通学する男性向け」のレインウェアの選び方のポイント説明します
先におすすめ商品を見たい方はこちらをクリック!
ウェアの形状
まずはレインウェアの形状について、簡単に説明します。
- ポンチョよりセットアップがおすすめ
- クロスバイクなら裾はちょっと長めが吉
ポンチョより、上下セットアップ
自転車用レインウェアはポンチョより上下セットアップがおすすめ。
- 雨は下からも襲ってくる
- タイヤが地面の水を巻き上げる
- 風にあおられにくい
自転車で濡れた道路を走るとタイヤが水をまき上げ、下から汚れた水しぶきが襲ってきます。
ポンチョは下からの水しぶきには無防備。そのため上下セットアップの方がおすすめです。とくに泥除けがないスポーツタイプの自転車に乗っている方はなおさらです。
またポンチョは風にあおられやすいのも問題。
車が横を通り過ぎると空気が車道側に流れ込みます。ヒラヒラしたポンチョは風の影響を受けやすく、車が通る度にふらついてしまいます。
ポンチョは気軽に着れるメリットはありますが、濡れない&安全性の方が優先!
裾の丈がちょっと長い
クロスやロードバイクは前傾姿勢となるため、普通のレインウェアでは腰の部分が濡れてしまうことがあります。
そのためそれらのスポーツバイクに乗っている人は裾が長くなっているジャケットがおすすめ。腰の部分を気にしなくて良くなります。
逆にロングコートのように、丈が長いとペダルを漕ぎにくくなるので、長くても膝上15㎝くらいまでにしたほうが良いですよ。
ストレッチ性
ストレッチ性のある素材だと自転車が漕ぎやすく快適。
その替わり、すこし重くなってしまうので、持ち運びする方は軽量性を重視したほうが使いやすい。
防水性
レインウェアの防水性を評価するうえでポイントになるのは下記の2点。
- 生地自体の耐水圧
- 縫い目の防水処理
この2点について簡単に説明します。
生地自体が水を通さないかは「耐水圧」をチェック
まず、1点目の「生地が水を通さないか?」は耐水圧をチェックしましょう。
- 耐水圧とは
- 耐水圧とは生地がどれくらいの水圧に耐えられるか?を示す性能値。
例えば耐水圧10,000㎜であれば、生地の上に1㎝四方の柱を立て、柱の中に10,000mm(10m)まで水を注いでも生地が水を通さないということになります。
自転車通勤用のレインウェアでは、具体的にどのくらいの耐水圧が必要なの?
耐水圧10,000mmあれば、大雨でも安心です
そんな10,000mm(10m)もの圧力がかかることある?性能高すぎじゃない?
耐水圧はあくまでも「静止した水」の圧力。
実際には「雨の落下速度」「風の強さ」「自転車のスピード」などの、加速度をともなった衝撃がかかります。
これらの条件を踏まえたうえでの耐水圧10,000㎜なんです。
参照 耐水圧・透湿性って一体何?合羽を選ぶ前に知らなきゃ絶対損
耐水圧10,000mmであれば、降水量30~50mm程度の激しい雨でも耐えられます。
降水量30~50mmってどのくらい?
イメージしやすい動画があったので、こちらを参考にしてください(*’ω’*)
1時間雨量 | 予報用語 | 人の受けるイメージ | 人への影響 |
10~20mm | やや強い雨 | ザーザーと降る | 地面からの跳ね返りで足元が濡れる |
20~30mm | 強い雨 | どしゃ降り | 傘をさしていても濡れる |
30~50mm | 激しい雨 | バケツをひっくり返したように降る | 傘をさしていても濡れる |
50~80mm | 非常に激しい雨 | 滝のように降る | 傘はまったく役に立たない |
縫い目とファスナーに止水処理されているか
生地自体が防水性が高くても、水は縫い目やファスナーからも侵入してきます。(むしろここから浸水してくることが多い。)
とくに自転車の場合は、風で水が表面を伝ってくるので前面のファスナーやポケットが止水ファスナーになっていることが重要です
縫い目とファスナーに止水処理がされているかチェックしましょう。
縫い目の止水処理には、生地の裏側(服の内側)に止水テープが貼られているか?をチェックしましょう。
ネットの写真だけだとわかりにくいかもしれませんが、ちゃんとした商品なら商品説明の欄に記載されていることが多いです
止水ファスナーは縫い目だけでなく、ファスナーのかみ合わせの金属が見えません。パッとみてすぐに止水ファスナーが使われているか否か判別できます。
お尻に縫い目が無い
自転車ならではのチェックポイントですが、お尻の部分に縫い目がない方がよいです。
前述の耐水圧は水の重さや雨とぶつかる衝撃の圧力だけではありません。自分の体重による圧力も水が浸み込む原因になりえます。
たとえば体重75㎏であれば、お尻にかかる圧力は2,000㎜~4,000㎜程度。
耐水圧10,000mmの生地であれば問題はありませんが問題は縫い目です。止水テープ処理があったとしても、十分でない可能性があります。
この問題に配慮し、お尻の部分に縫い目がない商品もあるのでチェックしてみてくださいね。
まぁ自転車に乗る前に、水を拭き取っておけば解決するので、そこまで気にしなくても良いですが(;^ω^)
蒸れにくさ
自転車用レインウェアでは蒸れにくさも重要です。とくに20分以上乗る人。
自転車はジョギングと同程度以上のカロリーを消費する運動。効率よく、レインウェア内の蒸れを外に逃がせると、気持ちよく着用できます。
- 蒸れを服外に排出する透湿度
- ベンチレーションの有無
- 服の内側の素材
透湿度が5000g/m2が目安
まずは透湿度について。
透湿度とは「生地1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過した(外に出す)か」を示した数値。
自転車では、具体的にどのくらいの透湿度が必要なの?
最低でも5000g/m2・24hr。可能なら8000g/m2・24hr以上と言われています
この疑問に答えるためには、「人はどのくらい汗をかくのか?」を知る必要があります。
人が汗をかく量
状態 | 1時間当たり | 24時間換算 |
安静時 | 約50g | 1200g |
軽い運動 | 約500g | 12000g |
ランニング | 約1000g | 24000g |
自転車は「軽い運動」のため本来は12,000gの透湿度が望ましいといえます。しかしあの有名なGORE-TEXでも透湿度は13,500g。
しかしGORE-TEXのレインウェアは軽く2~30,000円程度します。5000円程度で買える素材ではありません。
そのため相場を知る必要があります。5000円程度のレインウェアの透湿度は一般的に5000g。これを目安に選びましょう。
ベンチレーション
蒸れは生地の透湿度だけでなく、ベンチレーションがあるものを選ぶことで軽減することもできます。
ベンチレーションとは空気の抜け道。自転車用のウェアでは背中にある事が多く、大面積で効率よく換気することができます。(リュック派の人には、少し効果が薄まりますが)
服の内側の素材
ムレが不快に感じる原因の一つに肌にレインウェアがベタッと張り付くという点が挙げられます。
これを軽減するために内側にメッシュをあしらった商品が多くあります。
メッシュ生地は肌にベタッと張り付く問題は軽減できるのですが、レインウェアを脱ぎ着すると時に邪魔になるというデメリットもあります。
メッシュを使わずに生地の裏に凸凹をつけることで、べたつきを軽減する商品もありますので、ぜひチェックしてみてください。
安全性
- リフレクターがあるか
- 雨を防ぐバイザーが
リフレクター
雨の日は視界が悪くなります。それは車側も同じ。
早朝や夜に自転車に乗る方はリフレクター(反射素材)があるレインウェアがおすすめてす。
バイザー
あなたがメガネをかけているならば、透明なレインバイザー付きがおすすめです。
メガネに水滴がつくと前が見えなくて、非常に危険。
レインバイザーを別で購入してもよいかもしれませんが、あると無いでは大違いなのでおすすめです。
おすすめの自転車通勤用レインウェア
説明が長くなりましたが、いよいよおすすめの商品を紹介していきますね。
商品名 | 価格 | 耐水圧 | 透湿度 | 特徴 | リンク |
カジメイク ピラルク | 4380円 | 10000㎜ | 5000g/m2・24h | 回転フード 後付けバイザー バックパック対応 | 詳細を見る |
ワークマン | 4900円 | 10000㎜ | 8000g/m2・24h | AESISシリーズ | 詳細を見る |
リプナー アディ | 6380円 | 非掲載 | 非掲載 | バックパック対応 クリアフード | 詳細を見る |
リプナー トリガー | 6380円 | 10000㎜ | 5000g/m2・24h | 裏地エンボス ベンチレーション | 詳細を見る |
ミズノ ベルグテック | 6490円 ※ジャケットのみ | 15000㎜ | 10000g/m2・24h | 日常使いできる デザイン性 | 詳細を見る |
ピラルクレインシェイカー(カジメイク)
メーカー | カジメイク |
---|---|
商品名 | ピラルク レインシェイカー |
価格(定価) | 4380円 |
耐水圧 | 10000mm |
透湿度 | 5000g/m2・24h |
止水ファスナー | 〇 |
臀部無縫製 | ー |
丈長 | 〇 |
リフレクター | 〇 |
バイザー | 〇 |
ストレッチ | ー |
ベンチレーション | ー |
特記事項 | 回転フード 後付けバイザー バックパック対応 |
私の一番のおすすめ商品はピラルク レインシェイカー。クラウドファンディングで1300人から550万円(目標の5倍!)の支持をあつめた人気の商品です。
そんなにも多くの支持を集めたこの商品の最大の特徴は回転フード。
回転フード?何それ?
「車がきてないかな」と後ろを振り向いたとき、レインウェアのフードが邪魔で視界が遮ぎられたことはありませんか?
後ろから車が迫っていることに気づかず、ヒヤッとしますよね。
ピラルク レインシェイカーはこの問題を払拭してくれます。
なぜならフードも首の動きと一緒に回転してくれるから。視界が遮られず難なく後方確認することができます。
またメガネユーザーに嬉しいレインバイザーも標準装備。着脱可能なので、裸眼の人は取り外して使用することもできます。
完全に雨をシャットアウトしたい人向けに大型バイザー(別売り)もあります。
自転車用レインウェアの基本性能もしっかりと抑えたうえで、回転フードと着脱バイザーで安全性にも配慮したピラルクレインシェイカー。おすすめです!
\リュック対応もあるよ/
\専用バイザー/
レインスーツSTRETCH Perfect(ワークマン)
メーカー | ワークマン |
---|---|
商品名 | レインスーツSTRETCH Perfect |
価格(定価) | 4900円 |
耐水圧 | 10000mm |
透湿度 | 8000g/m2・24h |
止水ファスナー | 〇 |
臀部無縫製 | ー |
丈長 | 〇 |
リフレクター | 〇 |
バイザー | ー |
ストレッチ | 〇 |
ベンチレーション | ー |
特記事項 | 人気のAESISブランド |
「コスパが良いウェア」の代名詞ブランドとなったワークマンのレインスーツSTRETCH Perfect。この商品はSNS等の口コミでも人気のAIGESシリーズ。
細身でカッコイイデザインに目がいってしまいますが、一番の魅力は透湿度の高さ。
5000円付近の商品で8000g/m2・24hはワークマンだけ!
生地自体の透湿度が高いため、裏地にメッシュは使われていません。
「夏場に半袖だと生地が肌と直接触れてベタつき不快」というデメリットもありますが、メッシュが無い分、軽量&ストレッチという代え難いメリットもあります。
スリムなシルエットは空気抵抗を軽減し、隣を走る車の風圧によろめきにくいというメリットもあります。
ワークマンには「透湿レインスーツSTRETCH」という似た商品もあるのですが、「STRETCH Perfect」のほうが同価格で透湿度が高いのでおすすめです。
アディ(リプナー)
メーカー | リプナー |
---|---|
商品名 | トリガー |
価格(定価) | 6380円 |
耐水圧 | 10000mm |
透湿度 | 5000g/m2・24h |
止水ファスナー | 〇 |
臀部無縫製 | 〇 |
丈長 | 〇 |
リフレクター | 〇 |
バイザー | ー |
ストレッチ | ー |
ベンチレーション | 〇 |
特記事項 | べとつきにくい生地裏エンボス |
LIPNERは有名アウトドアブランド LOGOSの姉妹ブランド。
「プロワーカーが使っても安心なワークウェア」をコンセプトに2018年に立ち上げられました。
そのためリプナーは高機能な商品が多いのですが、手ごろな価格で雨の日の自転車通勤にもピッタリなアイテムもあるので紹介します。
1つ目はアディ。
この商品の特徴は2つ。透明フードと背面ファスナーです。
透明フードにすることで視野が遮られることがなくなり、斜め後ろから車が迫ってきても気配を察知できます。
透明フードに抵抗がある人のために、ノーマルフードもちゃんと付属されています。
もう一つが「背面ファスナー」。
背中のファスナーを開くことで、リュックも覆うことができ、雨からリュックを守ることができます。
パソコンを持ち運ぶ機会も多くなっているので、この機能があると安心ですね
しかし上部のマチが小さいので、大きなリュックだと少し窮屈かも(;^ω^)
アディの気になる点も紹介します。それは防水性・透湿性にすこし不安があること。
普通、耐水圧と透湿度は記載しているものですが、アディにはどこを探しても記載がありません。
加えてフロントファスナーは止水仕様ではなく、ファスナー裏に大きなカバーをつけることで、水の侵入を防ぐ仕様。
正直にいえば、長時間の使用には少々不安が残ります。
防水性・通気性を重視するならば、次に紹介する「トリガー」のほうがおすすめ。
透明フードと背面ファスナーを優先するならば「アディ」がおすすめです(^◇^)
トリガー(リプナー)
メーカー | リプナー |
---|---|
商品名 | アディ |
価格(定価) | 6380円 |
耐水圧 | 非掲載 |
透湿度 | 非掲載 |
止水ファスナー | △(幅広フラップ) |
臀部無縫製 | 〇 |
丈長 | 〇 |
リフレクター | 〇 |
バイザー | 〇 |
ストレッチ | ー |
ベンチレーション | ー |
特記事項 | バックパック対応、クリアフード |
おなじくLIPNERからトリガー。
先述のアディよりも「蒸れに強い」という特徴があります。
蒸れ対策1つ目は、背面の通気システム。
ベンチレーションなのですが、ただのベンチレーションではありません。
通気口が「ふくらみがある3Dメッシュ構造」なので、常に通気している状態キープ。効率よく服内の蒸れを放出してくれます。
蒸れにくいだけでなく、裏地に細かな凹凸をつけることで、べたつき軽減にも配慮されており、気持ちよく使用することができます。
防水性が高く、蒸れに強い。長時間使用する人向けです。
透明バイザー不要で、防水性・透湿性を重視する人には「トリガー」もおすすめ。
ベルグテックアクアブロック(ミズノ)
メーカー | ミズノ |
---|---|
商品名 | ベルグテックアクアブロック |
価格(定価) | 6490円(ジャケットのみ) |
耐水圧 | 15000mm |
透湿度 | 10000g/m2・24h |
止水ファスナー | 〇 |
臀部無縫製 | ー |
丈長 | ー |
リフレクター | △ |
バイザー | ー |
ストレッチ | ー |
ベンチレーション | ー |
特記事項 | 高機能な上に、街でも使えるデザイン性 |
登山メーカーのレインウェアは3万円超えが当たり前です。
しかしミズノのベルグテックEXは、性能もそこそこで価格1.5万円くらいで買えるコスパ抜群として有名な商品。
そんなベルグテックEXをタウンユースとして再設計された商品が「ベルグテック アクアブロック」です。
耐水圧は15000㎜、透湿度は10,000g/m2/24hと、これまで紹介したレインウェアの1.5~2.0倍。ワンランク上の商品です。
いかにも「合羽!」というデザインではないので、日常で使用することができちゃいます。
有名登山ウェアのブランド品に比べて半額程度。
しかもミズノという信頼できるブランドということを考慮すれば、かなりコスパがよい商品と言えますよね。
日常でも使用できるなら紹介した商品の中で、一番安いともいえるかも!
まとめ
価格5000円程度で、自転車通勤向けの安心できるブランドの商品をまとめてみました。
「もういちどこの商品見たい」という方は下記の表の写真をクリックすると、商品説明の箇所にジャンプしますので、参考にしてください。
商品名 | 価格 | 耐水圧 | 透湿度 | 特徴 | リンク |
カジメイク ピラルク | 4380円 | 10000㎜ | 5000g/m2・24h | 回転フード 後付けバイザー バックパック対応 | 詳細を見る |
ワークマン | 4900円 | 10000㎜ | 8000g/m2・24h | AESISシリーズ | 詳細を見る |
リプナー アディ | 6380円 | 非掲載 | 非掲載 | バックパック対応 クリアフード | 詳細を見る |
リプナー トリガー | 6380円 | 10000㎜ | 5000g/m2・24h | 裏地エンボス ベンチレーション | 詳細を見る |
ミズノ ベルグテック | 6490円 ※ジャケットのみ | 15000㎜ | 10000g/m2・24h | 日常使いできる デザイン性 | 詳細を見る |
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