6歳と3歳の2人の娘を子育て中のsutasutaです。
ピクニックやプール、運動会など様々なシーンで重宝する簡易テント。
購入してから6年経ち、子どもが大きくなり、手狭になってきたので買い替えを検討中です。
詳細はこちら 【レビュー】Campers collectionのポップアップテントを6年使った感想。
ネットで良い商品が無いか調べていたのですが、「公園 テント おすすめ」といったキーワードで検索しても、商品を10~20個程度紹介してるだけのサイトばかり。
具体的に、どんな素材・形状で、いつどのような場合に、どうして便利なのか?の説明がない。
これでは初めて簡易テントを購入する人は何を基準で選べばいいか分からないのでは?
ということで・・・

わたしが6年間ポップアップテントを使ってわかった、テントの選び方を紹介したいと思います。
公園用テント選びのポイント5つ
公園用テントの選び方5つのポイントは以下の通り。
- テントの種類
- テントのサイズ
- 紫外線と遮熱性
- 通気性
- フルクローズするか

一つずつ詳しく説明していきます。
上のチェックポイントを全て網羅したおすすめのポップアップテントの記事も作成しました。
詳細はこちら 口コミで評判の公園用ポップアップテント3つを比較。特徴を解説します。
※本記事の最後にもリンクを貼ってます。
①テントの種類(ポップアップ式かワンタッチ式)

ポップアップ?ワンタッチ?何が違うの?
ポップアップテントの特徴
メリット
ポップアップテントの特徴はなんといっても超簡単な設営方法。
袋から取り出すと「ボンッ」と勝手にテントが広がる仕組みになっていて、10秒もかからずにテントを広げることができます。
デメリット
逆にデメリットなのが、仕舞い方にコツがいること。初めての場合はまずできません。事前に家で試しておくことが必要です。
仕舞い方は写真やイラストだと分かり難いので、動画で予習するのがおすすめ。
各テントメーカーやブロガーの方々が動画をアップロードしてくれているので参考に動画を見て見るとわかりやすいです。

コツはテントの頂点の動きに注目すること。
「頂点を内側に丸め込む」これだけを意識して、畳んでみてください。
もう一点デメリットを挙げると、ポップアップテントはフレームが貧弱なので強い風が吹くと煽られやすく、ひどい場合はテントが倒れてしまいます。
ワンタッチ式の特徴
ワンタッチ式は折りたたみ傘のような仕組みで、骨組みのフレームを広げた後、紐を引っ張る方式です。
ポップアップ式に比べたら少し手間はかかりますが、5分程度で設置が可能です。仕舞い方は逆の手順で、こちらも5分程度で撤去ができます。
また骨組みがしっかりとしている分、ポップアップ式よりも風に強い特徴があります。
しかしその分、重いことと、価格が少し高めです。
また畳んだ時は筒状になるので、円盤状になるポップアップテントよりもコンパクトで収納しやすいのもポイントです。
結論:ピクニックや海水浴であれば、ポップアップ式で十分
表にまとめると下記のような感じです。
それぞれにメリットデメリットありますが、ピクニックや海水浴で使う分にはポップアップ式で十分です。
ポップアップ式の一番のデメリットである「畳み方」は、コツさえ掴めば全く苦になりません。
②大きさは○人用ではなく、ちゃんとサイズ表記をみることが大事

多くのテントには2~3人用とか3~4人用と記載がありますが、これは大人が使用した場合のもの。
それよりも実際に広げた時のサイズ・寸法の数値を見ましょう。
上の写真の私が持っているポップアップテントは山善のCampers Collectionという商品でサイズは150cm×200cmで3人用と表記されていました。
商品としては3人用ですが、写真のように6歳と3歳の娘2人と私の母1人で使用していてもまだ余裕があり、体の大きい父親が1人はいっても大丈夫です。
しかし今後、子供が成長してきたら、あと数年で使えなさそうではありますね。
子供が2人いて子供が小学生以上でも使うかもしれないのであれば、200×180cm以上のサイズがあると余裕をもって座ることができます。
●子どもが1人
約200cm×150cmあれば、十分な広さ
●子どもが2人
小さいうちは200cm×150cmでもOK。成長を考えると、約200cm×180cm以上ほしい
「それでもちょっと心配・・・」
「子どもが3人以上いるので、2つ買わなきゃいけないかな・・・」
という方におすすめなのが、タープ付きのポップアップテント。開放感があり、かなり広く感じることができます。

ちょっとだけお高めですが、かなり広く感じられます。
③紫外線カット率ではなく、遮光・遮熱性をチェック
多くのテントには
「UVカット率90%以上!」
「UPF50+!」
といった紫外線対策の性能をアピールする商品が多くあります。
もちろん紫外線対策も必要ですが、見落とされがちな遮光性・遮熱性のほうをチェックしましょう。

遮光・遮熱?紫外線をカットすれば、暑さ対策になるんじゃないの?
紫外線カットは日焼けやシミ対策にはなりますが、暑さ対策になりません。
熱を伝えるのは赤外線です。 赤外線を反射するアルミやチタンのコーティングが必要になります。
例を出すと、テント同様、夏の日差しを遮るアイテムの日傘。「紫外線対策」グレードのワンランクアップ商品としてチタンコーティング「遮熱・遮光グレード」というものがあります。
もう一つ例を出すと、車のフロントガラスに取りつけるギラギラの銀色の遮熱マット。

夏場によく見ますよね。これも金属のフィルムで熱を反射する遮熱アイテムの代表です。
このシルバーコーティングがあるかないかで、テント内の温度は8~10℃くらい違います。

夏レジャー用でポップアップテントを探しているのであれば、チェック必須の機能です。
遮熱のシルバーコーティングってどんなもの?

上の写真のようにテント内側の生地が銀色になっているものがシルバーコーティングです。
光を遮るので、テント内は少し暗くなります。そのため遮熱ではなく「遮光」と表現されることもあります。

でもネットの写真だけじゃシルバーコーティングがあるかわからない・・・そんな場合はどうすればよいの?

商品説明で「温度」について触れていなければ、シルバーコーティングは無いと判断しましょう。
メーカーおよび販売業者が遮熱効果ほどの大事な機能をアピールしないはずありません。
私も商品開発をしているので人間なので断言します。シルバーコーティングがあれば、かならずアピールします。
暗い色の方が熱を吸収するので、明るい色のほうが温度上昇しにくいと言えます。
ただし色よりもシルバーコーティングの有無のほうが温度上昇への影響が大きいです。まずはシルバーコーティングの商品を選び、その中で気に入ったデザインのものを購入するのがおすすめです。
「色の明るさはあくまで迷った時の判断材料の1つ」としましょう。
④通気ができると涼しく快適にお昼寝できる。メッシュがあると虫除けにも

シルバーコーティングのテントを選んでも、時間が経てばテント内の温度はジワジワと上昇します。
そのため通気性が悪いとテント内は蒸し風呂状態になってしまいます。この籠もった熱を外に逃がすためにも、テントは入り口以外にも空気の通り道が必要です。
4面ともに開口があるの物が望ましいですが、最低限出入り口の向かい側にも通気口があるものを選びましょう。入り口の対面側に大きい開口があると効率よく風が抜けやすくなります。
また暖まった空気は上部に溜まりやすい特性を考えると、テントの上部に風の抜け道があると良いといえます。いわゆるベンチレーションというやつですね。

ポップアップテントでは中々みかけない機能ですが、いくつかの商品には搭載されているので、チェックしてみてください。
ちなみに上の写真の「LOWYAのVillimettsa」はイチ押しの商品です。
さらに出入り口を含めた開口部にはメッシュがあるとさらに便利。網戸のように空気は通しながら、虫除けにもなります。

入り口と対面側の通気用の開口部のアップ画像です。網目状のメッシュがあるのがわかります。
- 入り口の対面側にも通気できる開口があること
- ベンチレーションがあると熱が籠りにくい
- 開口部にはメッシュがあると、虫の侵入を防げる
⑤フルクローズすると着替えや授乳時に便利

海水浴での水着の着替えや、オムツ交換、赤ちゃんへの授乳といったシーンにおいては、外からの視線をシャットアウトできるフルクローズのものが重宝します。
ちなみに③で述べたシルバーコーティングが無い商品だと、光が透過するのでシルエットが透けてしまうおそれがあります。
着替えや授乳で使用する予定があるならば、やはりシルバーコーティングされたものを選ぶのが無難かとおもいます。
またテント内に「誰もいなくなってしまう」というタイミングがあります。貴重品は持って行くとしても、テントに荷物をおいていってしまうのは心配ですよね。
そんな時フルクローズタイプだと、外からはテント内に誰かいるか分からなくなるため、「中に誰かいるのでは?」という心理的なハードルを持たせることができ、荷物が盗まれる可能性を低くすることができます。
- フルクローズできると、水着の着替えやおむつ交換、授乳の際に、目隠しできて便利
- 不在時は心理的な障壁となり、荷物が盗まれ難くなる
番外編1:フロントシートがあると便利


必須ではないですが、あったら便利なのがフロントシート。荷物を外に置いたり、足だけ外に出すなんて使い方ができます。
大事なポイントは上の写真のように、扉とフロントシートが一体型でないことです。扉を閉める度に荷物をどかすのは面倒ですよね。

レジャーシートで代用可能ですが、頭の片隅に置いておきたいポイント。
番外編2:防水性はいらないの?
①~⑤で紹介したもの以外にも、ポップアップテントでセールスポイントしてアピールされているのが「防水性能」。
しかし防水機能はキャンプなどの宿泊する際に必要な機能です。公園や運動会、BBQなどでの日除けテントとして使用する分には気にしなくて良いです。

5年使用しましたが「防水機能があれば良かった」なんて思ったことありません。
防水性能は耐水圧という性能で評価されます。
この耐水圧の単位はmm。生地の上にどれくらいの高さ(mm)の水を乗せても、その生地を水が浸透しないかという数値です。
この耐水圧は一般的な雨傘で500mm程度必要と言われており、キャンプ用のテントでは一晩中の長時間雨にさらされることを考慮して、最低1000mm以上必要と言われています。

雨宿り程度であれば500㎜あれば十分。高い防水機能はいらないです。
キャンプなどでの使用を考えていないのであれば、防水性はそこまで気にしなくて良い
公園用テントの選び方まとめ

アマゾンや楽天ではいろいろなものが表示され、どれを選べば良いか分からなくなりますが、上の5つ点をチェックして選んでみてください。これを押さえておけば、失敗するということはまずありませんよ。

とはいっても、数ある商品の中から、5つのチェックポイントを満たすポップアップテントを探すのは大変だな
探すのが面倒だなぁと思う方にはこちらの記事。おすすめのポップアップテントを3つ厳選し、特徴を比較した記事を作成しました。
詳細はこちら 口コミで評判の公園用ポップアップテント3つを比較。特徴を解説します。

上の記事で紹介する3つの商品は、どれも自信をもっておススメします。
以上、sutasutaでした。
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