「ママチャリにあって、クロスバイクにないものなーんだ?」
最寄駅までクロスバイクで通勤しているsutasutaです。
クロスバイクはしばしば「ロードバイクを街乗り用にカスタムしたもの」と例えられます。
しかし、速く走るために設計されたロードバイクの仕様をベースとしているため、街乗り用にカスタムされていると言えども、ママチャリに当然のように付いている部品やパーツが無かったりします。
毎日クロスバイクで駅まで通勤していると、ママチャリには普通についている部品がないため、不便に感じる点もいくつかあります。
本記事は最寄り駅までの短距離を気軽にクロスバイクで通勤したい人向けです。
通勤用クロスバイク必需品①泥除け(フェンダー)
クロスバイクに乗っていると雨は下からも降ってきます。
一般的なクロスバイクには車体の軽さを重視するため、泥除けがついていません。そのため雨の日や濡れている道路の上を走るとタイヤが地面の水を巻き上げます。水しぶきは想像してる以上に高い位置まで水が跳ね上がっています。
雨の日はカッパを着てるから、地面からの水しぶきの心配は要らないよ!
おっしゃる通り。雨の日はちゃんとレインコートやカッパを着ているから大丈夫です。
しかしそれよりも気を付けなければいけないのが雨上がりの直後。
地面はまだ濡れていますが、雨は降っていないので、わざわざレインコートは着ないですよね?
そんな中、クロスバイクに乗って通勤すると『白いYシャツに一筋の茶色い線が』・・・なんてことになってしまわないように、泥除けを装着しましょう。
通勤用クロスバイク必需品②レインウェア
泥除けに続き、雨の日の対策で忘れてはいけないのがレインウェア。
雨の日はバスが非常に混雑しますし、道路も駅まで子供を送る車で混雑します。
そのため駅まで10分程度の距離でも雨の日のバスは普段の倍以上の時間がかかることもしばしばあります。
しかも、やっとバスが来たと思ったら
「当バスは満員のため後続のバスをご利用ください」
なんて案内され、数台乗り過ごさなければならないなんてこともあります。
考えただけでもこれは相当ストレスが溜まりますよね?
そのため、私のおススメは雨の日でも自転車で通勤できるしっかりとしたレインウェアを準備しておくこと。もう次の日の天気を気にして早起きしたりする必要がありません。
レインウェアといえば昔ながらの上下セパレートのレインコート(いわゆるカッパ)と、被るだけでお手軽に着れるポンチョの2タイプあります。
しかしハッキリ言ってしまうとクロスバイクにポンチョはおすすめしません。理由は2つ。風であおられやすく危険なことと、上で述べたように、クロスバイクの場合は下からの水しぶきが激しいからです。
私も「脱ぐのが簡単なポンチョにしよう!」と深く考えずに購入しました。しかしこれが大失敗。ただでさえ道が狭くて車との距離が近いの地域なのに、ポンチョは風にあおられやすいし、下からの水しぶきが防げず「衣服を濡らさない」というレインウェア本来の役割を果たしません。
上下セパレートのしっかりとしたレインコートのタイプを選ぶべきでした。
ちなみに背負っているカバンごと着れるレインコートが便利ですよ。
通勤用クロスバイク必需品③据付タイプの鍵
普通のママチャリは据え付け式の鍵が取り付けられています。タイヤについている円形の手錠みたいな鍵です。しかし、このパーツもクロスバイクには付いていないことが普通です。そのため駅に駐輪するときは鍵を準備する必要があります。
そこでクロスバイク用のカギ選びでおススメしたいのはやはり据え付け式。サドルの下のシートポストに取り付けられるものです。これをおススメする理由は『鍵の置き忘れ防止になる』『持ち運びの煩わしさがない』の2点。
私は自転車通勤を始めた当時、据え付け式ではないワイヤーロックを使用していました。そのため鍵はショルダーバックのように斜め掛けして使用していました。
しかし、鍵を家に忘れたまま出てしまうというミスを数回してしまいました。
駅駐輪場に鍵もかけずに1日中置いておく勇気もなく、わざわざ家10分かけて戻りました。その点、据え付け式であれば家に鍵を忘れる恐れがありません。
また自転車のタイヤは意外と汚れているもの。そんな場所に引っかけていたワイヤーロックを身体に斜め掛けして持ち運んでいると服やスーツが汚れてしまいます。しかしハンドルに引っ掛けても、ペダルを漕ぐときに邪魔になる(悩)。しかし据え付け式であれば、そんな悩みとも無縁です。
通勤用クロスバイク必需品④ライト
全身真っ黒のスーツに身を包んだ夜道のサラリーマンは非常にステルス性に優れています。街灯がある道ならまだしも、1本路地を入ったりするともう完全に闇と同化します。
車を運転する人ならば分かると思いますが、無灯火の自転車は本当に怖いです。特に信号を待っている時に無灯火の自転車が後ろから近づいてきた場合などは気付くことが難しいです。自転車に気付かないと左折で巻き込んでしまうおそれがありますよね。
身を守るためにも前方を照らすライト(前照灯)と後方に自分の存在を示すテールランプ(尾灯)、もしくは車からのライトを反射するリフレクターは最低限必要です。というか道路交通法内で政令で定められた基準に基づいた器材の設置・灯火が義務付けられています。
後ろ側はリフレクターがついていれば、点灯するライトは法律的には不要なようですが、より安全性を高めるためにもテールランプは絶対にあった方が良いです。有るのと無いのとでは視認性に天地の差があります。自転車用ライトのメーカーとして有名な「CAT EYE」のHPにその差が良くわかる記事があったのでご紹介します。
本記事によると自転車と自動車の事故は「走行中の自転車に後ろから自動車が追突する」ケースが大半なのだそう。テールランプの大切さがよくわかりますね。
通勤用クロスバイク必需品⑤裾ベルト
クロスバイクにはチェーンカバーが付いていません。これも他の部品同様に自転車を軽くするためです。そのためチェーンや歯車が露出しています。そのためをしっかりと留めておかないと、チェーンと歯車の部分にズボンの裾を巻き込んでしまうことがあります。巻き込んでしまうとオイル汚れで黒くなったり、ひどい場合は破けてしまいます。
そんなトホホな悲劇が起きないように、ズボンの裾を停めるベルトがあります。スーツで出勤する人は忘れずに付けて自転車に乗りましょう。
私はうっかりしていてスーツのズボンを1本ダメにしてしまいました。
番外編 スタンド
ママチャリにあって、クロスバイクに無い部品の代表として「スタンド」も挙げられます。
スタンドについても今回の必需品5選にいれるべきか考えましたが、上で紹介したものほど、致命的な問題にならないため、選考から外しました。あったら便利なのは間違いないんですけどね。
私はもともとスタンドを付けていました。しかし、ある風が強い日にコンビニでお店の前に自転車をスタンドで停めていたときに、突風が吹き、自転車が勢いよく倒れてしまいました。その際、ディレイラー(変速機)も歪んでしまった経験があるため、あまりスタンドを信用しなくなってしまいました。
スタンドなんて無駄無駄ぁってね・・・
まとめ
あまりにデメリットのようなものを並べてしまったので「クロスバイクじゃなくて、ママチャリでいいんじゃない?」という声も聞こえてくるのですが、上で紹介したパーツを使用することで、より快適な自転車通勤ライフが送れることは間違いありません。
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