この記事はマンション住みで2段ベッドを購入予定の方のための記事です。
「失敗した」「後悔した」という情報をかき集めたので、対策方法と合わせて紹介します。

6.5畳の部屋に2段ベッドを置くことにしたsutasutaです。
2段ベッドはマンション暮らしファミリーの強い味方である反面、「買って後悔した」という噂もよく聞く家具。
しかもマットレスも含めると10万円程度にもなる高い買い物になります。
絶対に失敗したくない。

ということで、できるだけ後悔しないで済むよう「失敗談」と「対策方法」を徹底調査しました。
失敗・後悔したポイントをあらかじめ知っておけば、対策も打てるってもんよ
( ✧Д✧) カッ!!
筆者の家族構成と間取り
「マンション暮らし」と言っても、私と皆さんでは細かい状況は違うかもしれませんね。
失敗談を紹介するまえに筆者の家族構成とどんなマンションに住んでいるのか?自己紹介します。
(興味ない人は失敗談へジャンプ)

- 埼玉県在住
- 妻+娘2人の4人家族
- 3LDK
- 71.34m2
- 6.5畳の洋室1に2段ベッドを設置予定
- ゆくゆくは洋室2もゆずる予定(夫婦はリビング横の洋室で寝る)
- 8歳(長女)+5歳(次女)

建築・建材関連メーカーで開発をしているので、木材関連の知識は豊富だと自負しています。
2段ベッドの失敗談

いざ2段ベッドのことを調べてみると、失敗談がザクザク見つかりました(*_*)
それら失敗談を6つのカテゴリーに分けて、17例ほど紹介します。

この記事を読んでくれる方のためと、あれもこれも詰め込みすぎたせいか10000字を超える長文の記事になってしまいました (;^ω^)
コーヒー片手にゆっくりと呼んでください 。

【狭さ】について

圧迫感がスゴい!

いざベッドを置いたら圧迫感が凄い!
ただでさえ狭い部屋が余計に狭く感じる

「部屋を広く見せる4つのテクニック」で、狭さを感じにくくすることができます。
- 家具の高さを目線より低くする
- 家具の足が細いものを選ぶ
- 見える床の面積を一か所にまとめる
- 白くて薄い色のインテリアとする
まず一点目。
「家具の高さを目線より低くする」と部屋が広く感じることができます。
一般的な2段ベッドの高さは150㎝以上あります。
それに対して日本人女性の平均身長は155㎝で、目線の高さはおよそ140~145㎝。ベッドの高さより5~10㎝ほど低くなります。
つまり「一般的な2段ベッドでは、女性は圧迫感を感じやすい。」と考えてよいでしょう。

そこでおすすめしたいのが『ロータイプ』のベッド。
高さが140㎝以下のため圧迫感が少なく、女性でも狭さを感じにくい設計になっています。

特に個人的には床板の高さが110㎝程度のタイプがおすすめ。
のちのち理由も紹介しますが、「部屋を狭く感じにくくする」以外にも、ロータイプのベッドにはいろいろなメリットがあるんです。

2点目は「脚が細い家具を選ぶ」です。
柱が細いベッドのほうが、視線を遮らない抜け感で圧迫感を抑えることができます。


でも、柱が細いと強度が心配だな~
縦の柱は50㎜角くらいあれば強度的には問題ありません。木造住宅も105㎜の柱で家を支えています。
強度があるに越したことはないですが、必要以上にゴツい商品で圧迫感があるくらいなら、スッキリしたデザインの2段ベッドをDIYで補強することをおすすめします。
特にマンション暮らしの方には (`・ω・´)キリッ
ちょっと貧弱そうに見えるベッドでも簡単なDIYで補強できちゃいますよ。
※強度については、『安全』の章で詳しく書きます。
3点目は「みえる床の面積をまとめる」というテクニック。
ベッドはサイズだけでなく、置き方でも広さの感じ方が違います。
例えば下図のように「ベッドを奥に配置するレイアウト」と「ベッドで部屋を分割するレイアウト」では前者の方が部屋を広くみせることができます。


後者も良いレイアウトですが「広さ」を優先するなら、見える床を一か所にまとめるのがおススメです。
最後の4点目は「ベッドの色を白や薄い色にする」ことです。
濃い色は高級感や格調高さを演出してくれますが、圧迫感を与えるという心理的効果があります。
それに対して白や薄い色は空間に拡がりを感じさせてくれます。特に白は壁とも同化するのでさらに効果アップ。

さらにさらにもっと言うと、布団やカーテンを明るい色にするとより広がりを感じます。
布団やカーテンは面積が大きいので、視覚的効果もバツグンです。(^◇^)
部屋が暗くなる

ベッドで光を遮られ、部屋全体が暗くなった

「ロータイプのベッド」「照明を追加」で問題解決です!
高さがある二段ベッドは高い位置で光を遮ります。そのため部屋全体が暗くなってしまいます。

しかしロータイプのベッドは高さが低いので、部屋全体の明るさはほとんど変わりません。
ただし問題点が1つ。
ベッドが低くなったことで下段は光が射し込みにくくなり、暗くなります。
しかし「間接照明」を設置したり、枕元に「クリップライト」を取り付けることで、簡単に問題を解消できます。

ちなみに間接照明は壁や天井を照らすことで奥行きが感じられて、部屋を広く見せる効果もありますよ。
- ロータイプの2段ベッドを買う
ベッドの高さが低いと圧迫感を感じにくく、光も遮らない - ベッドの色は薄いものを買う
濃色は圧迫感を感じやすい。壁と同化する白系がGOOD - 下段の暗さはライトで対応する
関節照明やクリップライトなど、いろいろ対策できる
【寝心地】について

上段は夏場が暑い

夏場は上段が暑くて寝苦しそう・・・

「ロータイプのベッド」「サーキュレーター」で問題を解決できます!
暑い空気は上方に、冷たい空気は下方に集まるという特性があります。
そのため上段はクーラーが効きにくく、夏場は寝苦しくなります。
逆に冬場は下段が寒くなるのですが、寒さは毛布や寝具で簡単に対策ができます。
やはり問題は夏場の上段の暑さ。

この問題も「高さが低いロータイプのベッド」が状態を改善してくます。(‘ω’)ノ
暖かい空気ほど上方に集まりやすい。
つまりベッドが高ければ、高いほど暑くなるということです。
そのため通常タイプのベッドに比べて高さが低いロータイプのベッドは上段と下段の温暖差が小さくなります。

さらに暖かい空気と冷たい空気を循環させるサーキュレーターを使えば、この問題は大きく改善することができます。

左右にしか首を振れない扇風機ではなく、上下に首を振ってくれるサーキュレーターですよ。
(*’ω’*) お間違えなく!
ベッドのきしみ音で起きてしまう

上段の子どもが寝返りすると「ギギギ」ときしみ音がする。そのせいで下段の子がよく寝れない・・・

その問題「100均グッズ」で解決です!
2段ベッドではないですが、我が家のベッドもきしみ音がひどかったんです 。
せっかく寝かしつけた赤ちゃんだった子供を「ギギギッ」という、きしみ音で起こしてしまう悲しい思い出。( ;∀;)
2段ベッドの場合は真上からきしみ音が降り注ぐわけですから、眠りが深い子供でも気になっちゃいますよね。

しかし残念ながらきしみ音を完全に無くすことは困難。
ですが、予防・改善することは可能です。
それではまず、きしみ音がどこから鳴っているのか?を把握しましょう。
発生源は以下の3か所の場合がほとんどです。

- 縦横のフレームの接合部(L型金具)
- スノコとフレームの擦れ
- フレームと床面の擦れ
きしみ音を小さくするには、これらの発生源をひとつづつ潰していく必要があります。
しかし、きしみ音が発生するかどうかは現物を見て試してみないと判断が難しいですよね。そのうえお店では大丈夫だったけど、購入後に組み立て方や湿気の影響で発生する場合もあります (*´Д`)ウヒィ
そこで活躍するのが「100均グッズ」。
きしみ音は同じ素材同士が擦れあわさる発生しやすいという特徴があります。
その理由は同素材感では分子同士がくっつく力(ファンデルワールス力)が働き、摩擦力が大きくなるためと言われています。
つまり木材同士が擦れ合うと、きしみ音が発生しやすいということです。
きしみ音の発生源となっている3つの擦れる面に「粘着テープ付きのフェルト」や「すき間防止テープ」といった異素材を貼ると、きしみ音を大きく抑えることができます。

ベッドを組み立てる時に貼っちゃいましょう。
- 上下の寒暖差
ロータイプのベッドを選び、サーキュレーターで空気をかき混ぜる - きしみ音
きしみ音の発生源に100均グッズを貼る
【こどもの成長】について

上下で分割できるものを買えばよかった

子どもが大きくなったら、別々のベッドに分けられると思って購入したら、分割できないタイプだった・・・・
将来的に子供に別々の部屋を与える場合は、上下で分割できる2段ベッドを購入したほうが費用は安く済みます。

上下で分割できる商品がほとんどですが、たまに出来ないモノもあるので注意が必要です。

もちろん「小さい時の間だけ!」と割り切って、上下分割できない商品を購入するのもアリですよ。
子どもっぽいデザインの物を買ってしまった

子どもの要望を聞きすぎて子供っぽいデザインの商品を買っちゃって後悔。
高校生になった子供が、ベッドのデザインが気に入らないと不満を言う・・・
同じ問題がランドセルでもありますよね (;^ω^)
紫や水色のランドセルを欲しがる子ども。
「高学年になったら必ず後悔するから止めとけ」と説得する両親。

ベッドの場合も子供が大きくなって使い続けられるシンプルなデザイン&色のものを選ぶのが無難です。
こどもの安全に配慮して柱や柵が丸っこいデザインの商品もありますが、子供っぽくなりやすいので注意が必要。
色は白や無塗装のナチュラル系が狭さを感じにくいうえに、どんな部屋にも合わせやすい
成長した子供には小さくなってしまった

ベッドから足がはみ出してる・・・
こどもの身長が高くなり、ベッドが使えなくなってしまった。

基本的には丈が195㎝以上のサイズを選びましょう。
購入時はちんちくりんの小さい子供でも、すぐに大きくなってしまうんですよね(´;ω;`)
ちなみに第二次成長期(女子は11歳、男子は13歳)で一気に身長が伸びるそうです。
高校で10㎝以上も身長が伸びる同級生もいましたけどね(汗)
サイズ選びで後悔する前に「2段ベッドにはどんなサイズがあるのか?」をキチンと把握しておきましょう(‘ω’)ノ
2段ベッドには5つのサイズがあります。(参照元:家具通販のわくわくランド)
どんな人・場所向けのサイズかも合わせて図を作ってみました。

- 基本はS(シングル)を選びたい
- 父親が180cm超えで子どもが男の子の場合はSL(シングルロング)も検討
- 子どもが二人とも女の子の場合はSS(シングルショート)もアリ
- 部屋が狭い場合はSSL(シングルスリム)もアリ
- SSS(シングルスリムショート)は大人になったら窮屈。「小さい時だけ」と割り切る
上の内容を参考にして「両親の体格」「男女の違い」「部屋の広さ」などを考慮し、購入時のサイズ選びの参考にしてください。
ただしシングルサイズ(S)以外はマットレスの種類が少なくなります。マットレスと合わせて検討が必要ですよ。

- 上下の分割
上下で分割できる商品かを忘れずにチェック - デザイン
色も形もできるだけシンプルなものを選ぶのが無難 - サイズ
両親の体格、部屋の広さ、性別を考慮して適したサイズを選ぼう
【清掃性】に関する内容

布団の上げ下ろしが大変

二段ベッドの上段のシーツを交換するのがチョー大変(怒)

これも「ロータイプ」のベッドで問題解決です!
「上段の布団・シーツ交換のしにくさ」にたいする不満・後悔は、メチャクチャ多く見かけました。(一番多かったかも)
ハシゴに足をかけた不安定な姿勢で、布団をずり下ろし、シートを引っぺがさなければなりません。

しかしロータイプの2段ベッドであればシーツや布団の状態を目で確認しながら、さらにハシゴを使わずに作業できるので奥側にも回りこめるなど、ストレスフリーです。

カビが生えた

たった1年でスノコと布団にカビが生えてしまった。子供のアレルギーにならないか心配
これすごいわかります。
私も10万円のマットレスをたった一冬でカビだらけにしてしまったことがあります (´;ω;`)
カビが生えるとアレルギーやニオイの原因になったり、何一つ良いこと無し。
その経験から、どうしてもお伝えしたいことがあります。
スノコを過信したらアカン!
スノコを過信したらアカン!
大事なことなので、2回言いました。

いくら商品説明に「通気性の良いスノコを使用してます♪」とか書いてあっても、真に受けちゃダメですよ!
そりゃあ普通の一枚板よりは通気性はありますが、何もしなければスノコも普通にカビます。
カビ対策についてはとりあえずポイントだけ箇条書きで紹介します。
- 換気をする
「毎朝換気する」「マットレスを立てる or たたむ」「ベッドと壁を15㎝ほど離す、サーキュレーターを回すなど - カビにくいスノコを選ぶ
桐>ヒノキ>LVL>パイン - カビにくいマットレスを選ぶ
スプリングマットレス>ウレタンマットレス>敷布団 - 干しやすいマットレスを選ぶ
「折りたたみ型」「軽量」など - 除湿グッズを活用する
「除湿シート」「吸水敷パッド」「カビ取りぞうさん」
カビ対策はまた別記事で説明したいと思います(‘Д’)


【清掃性】についてまとめます。
- 布団の上げ下ろし
ロータイプのベッドであれば、シーツの交換も楽チン - カビ対策
スノコでもカビ対策は必須!「部屋の換気」「スノコの材質」「マットレスの種類」「除湿グッズの活用」を知ろう
【安全】について

安全を語るうえで重要なのが、製品安全協会が定める「SGマーク制度」。
このマークを表示している商品は「安全」が認められた安心できる商品であるという証です。
2段ベッドもSGマーク制度の対象製品の一つで、さまざまな安全基準が定められています。
詳細はこちら 2段ベッドおよびロフトベッドのSG基準

図解付きで10分程度で読めちゃうので、目を通しておくことをおすすめします。
しかし基準は厳しめで、多くの商品はSGマークがないのが実状。
SGマークがある商品を選びたいところですが、予算が合わなかったり、好みのデザインではなかったりすることも多々あります。
そこで本章ではSG基準の要点を読み取りながら、2段ベッドの「選び方」を紹介したいと思います。
子どもが上段からの転落してしまわないか?

柵を乗り越えてベッドから落ちてしまわないか心配・・・・
SG基準には「上段からの転落」に関する内容も、もちろん含まれています。
そちらを抜粋して紹介すると、こんな感じ。

- 階段の出入り口は50㎝以下
- 柵の高さはマットレス上面から20㎝以上
- 上段床面の高さは120㎝以下
この条件を満たしてさえいれば、SGマークが無い商品でも「上段からの転落」のリスクは低いと言えます。

柵の巾やピッチについても記載があるので、4歳以下の子が上段を使う場合は、SG基準を読んでみてください。
詳細はこちら 2段ベッドおよびロフトベッドのSG基準
「せっかく気に入った商品があったのに、柵の高さが上の基準を満たさない・・・」
という方におすすめしたいのが、赤ちゃん用の転落防止柵。
本来は赤ちゃんの転落防止用の柵です。
もし、大きくなってからも「布団がずり落ちない」といったメリットがあり、長く使い続けられますよ。

ベッドが倒壊しないか?

地震で2段ベッドが倒れてしまわないか心配

上段の底が抜けて落下したり、下段の子が潰されたりしないか心配
SG基準には「強度」に関わる以下のような項目があります。
- 床板の落下防止構造の有無
- 床板受け桟の固定状態
- 床板受け桟と床板の重なり15㎜以上
- 床板部の耐荷重1800N (約180㎏)
- 水平荷重450N(約45㎏)
・・・正直わからないですよね。
いちおう建材・家具関連のメーカーで開発をしている私でも、写真で判別できません(-_-;)
そこで過去に「2段ベッドが壊れた」という事例がどのような壊れ方なのか調べてみました。
- スノコの板の踏み抜き
- スノコの荷重を受ける桟の破損
- 縦と横のフレーム接合部(ダボ)の抜け
という3つの内容で、「フレームが壊れた」というものは見当たりません。
製品事故に関する情報収集や原因調査をしているniteで探しても、やはりフレーム自体が折れるというものはありませんでした。
参照元 nite 製品評価技術基盤機構
1番目の『スノコの板の踏み抜き』は大人が乗って局所的に荷重をかけたことが原因の場合ばかり。子供が普通に使用する分には問題なさそうです。(もちろんジャンプなどして衝撃を与えるのはNGですよ)
と、なると対策すべきは「スノコの荷重を受ける桟の破損」と「縦と横のフレーム接合部の抜け」ですね。
ではどうしたら良いのか?
私のおすすめは「火打ち金具」の取り付けです。
・・・・火打ち?
と思われますよね (;^ω^)
こんな金具です。

もちろん写真のような大きな物でなく、手のひらサイズの小さい物です。
ホームセンターで数百円で売っています。
この金具を2段ベッドに取り付けることで
- 縦横フレームの接合強度を高められる(ダボが抜けにくくなる)
- 万が一、スノコの受け桟が破損しても、火打ち金具がスノコを支えてくれる
という、フェールセーフの対策を担ってくれます。
ちなみに火打ち金具は木造住宅の基礎に使われています。
地震や台風に負けない強度を出すための重要な部品で、面剛性が各段に上がります。

地震があってもフレームが歪まないので、地震の時にも安心です。
ハシゴから落ちてしまわないか?垂直と斜めどちらが良い?

斜めのハシゴと垂直なハシゴどちらが良いんだろう
これはどちらが良いとは断言しにくいですね (;^ω^)
SG基準でも「斜めのハシゴ」「垂直のハシゴ」それぞれの基準が設定されており、垂直なハシゴだから危険ということはありません。
- 安全重視であれば、体重を前に傾けられる斜めのハシゴ。
- スペース重視であれば垂直なハシゴ
と、自分が優先するもので選びましょう。(退屈な結論ですんません)

部屋が狭い我が家では垂直タイプかな!
- 上段からの転落
SG基準の安全な寸法を確認しよう!心配な場合は「転落防止柵」を使おう - ベッドの倒壊
素人では判断が困難。グラつきが大きい場合は「火打ち金具」でDIY! - ハシゴのタイプ
安全性でいえば傾斜式だが、垂直式が危険ということもない。好きな方を選ぼう
【その他】について

子どもの喧嘩

上段にどちらが寝るかで子供が大ゲンカ。疲れた・・・
ネットの意見をみてるとほとんどの家庭が、
- 【上段】兄、姉
- 【下段】弟、妹
となっており、「ハシゴの昇り降り」や「落下」の危険性を考慮して年長の子が上段を使用しているようです。
上段下段のメリットデメリットを紹介するので、子供の説得に使ってみてください。(;・∀・)
メリット | デメリット | |
---|---|---|
上段 |
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下段 |
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宮棚があればよかった

「宮」をつけておけばよかった。目覚まし時計、スマホ、ライトを置く場所がない

宮棚は無印良品の壁につけられる家具で代用できるので、「あったらいいな」ぐらいの感覚でよいと思います。
「宮」とは枕元の棚のこと。
2段ベッド上段では棚がないと、モノを置く場所がどこにもないので不便ですよね。
棚にはスマホ充電のためにコンセントがあるとパーフェクトです。
しかし2段ベッドに宮棚が必須かと言えば、そうでもありません。
宮棚があるとベッドが10㎝は長くなってしまいますし、ベッドの価格も高くなってしまいます。
それならベッドはできるだけシンプル&コンパクトにして、無印良品の「壁につけられる家具」を側面の壁に取り付ければ問題が解決してしまいます。
コンセントも結束バンドでベッドのフレームにくくりつける簡単DIYで対応できちゃいますよ。
ニオイ

ベッドが塗料のニオイで臭い!

「F☆☆☆☆」「塗料の種類」この辺りをチェックしておくと安心です。
ニオイの原因は木材自体ではなく、「塗料」である場合がほとんどです。(※でもパイン材はちょっと酸っぱいニオイが気になる人もいるかもしれません)
しかしパソコンの画面越しではニオイが分からない。
そこでチェックしておきたいのが「F☆☆☆☆」「塗料の種類」です。
まず「F☆☆☆☆」。
これはシックハウス症候群の原因となる『ホルムアルデヒドがどのくらい空気中に発散されるか?』を示すもの。
星4つの性能を誇るF☆☆☆☆はホルムアルデヒドの発散量が極々わずかなので「シックハウス症候群になるおそれがない」という証拠になります。
じゃあ
「F☆☆☆☆の商品を買えば安心か?」
「F☆☆☆☆がない商品はクサイのか?」
といえば実はそうでもないんです。(-_-;)
ベッドを含む家具はF☆☆☆☆の表示義務がありません。(※家を構成する床・壁・天井・ドアは建築基準法で義務化されている)
またF☆☆☆☆はホルムアルデヒドのみが対象の性能のため、トルエンやキシレンといった他の有機溶剤は規制の対象物質に含まれません。
そこで、F☆☆☆☆と合わせて確認したいのが「塗料の種類」です。
ニオイの原因は塗料の有機溶剤なので、水性溶剤のものであればニオイの心配はありません。
ただ塗料の種類まで書いていない商品もあります・・・・
最悪の場合でニオイが気になる商品でだったとしても、ずっと何年もニオイつづけるということはなく、1週間程度でニオイは落ち着いてきます。
換気をよくして扇風機を当て続けましょう。
まとめ
お疲れさまでした。
最後にまとめたいと思います。
ベッドを選ぶ際に注意したい点は「後から何か購入して解決できる問題」よりも、
2段ベッド本体でないと解決できない問題を抑えること、です。
(代表を挙げればベッドのサイズなど)
- ロータイプのベッドを選ぶ
圧迫感、上下段の温度差、転落の危険性、布団の上げ下ろし、地震の揺れなどの各種問題を軽減できる。 - 上下段で分割できるものを選ぶ
将来的に部屋を分ける場合は必須 - サイズ選びは慎重に
子供の性別・親の体格・部屋の大きさを考慮する - デザインはシンプルなもの
個性や好みは布団の柄でカバーしてあげよう
- スノコは桐かヒノキ
カビにくい材質を選びたい - 宮棚がある
無いと不便なのは確か。最初からあれば、後からつけなくて済む - 水性塗装もしくは無塗装
有機溶剤はニオイの原因 - 国産である
海外品は「高温多湿」という過酷なコンテナで運ばれ、無駄な水分を吸っていたり、防腐処理がされていることがある。
- マットレス
ほとんどの2段ベッドは、フレームとマットレスが別売り - 除湿シート
マットレスの下に敷き水分をシャットして、カビを防ぐ - 敷パッド
マットレスの上に敷き、汗をマットレスに吸わせない。 - 火打ち金具
剛性アップ&万が一のフェールセーフ - 隙間テープ
不快なきしみ音を改善 - 傷防止フェルト
きしみ音対策に加え、床の傷を防止する - 無印良品の壁につけられる家具
宮棚が無い場合は壁に取り付けよう - クリップライト
下段が暗い場合は枕元のフレームにクリップできるライトを取り付けよう - サーキュレーター
空気をかき混ぜ、上下の温度差を解消。カビ予防にも一役買ってくれる - 脱落防止柵
柵が低い場合はあると安心

これだけ知っておけば、もう2段ベッド選びで失敗することは無いと思いますよ!
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