芝生のある公園が大好きブロガーsutasutaです。
全部同じに見えるキャリーワゴン。私も最初はその違いがまったくわかりませんでした。
そこで超優柔不断の私はキャリーワゴンの徹底調査を敢行!
- 公式HPのチェック
- amazonと楽天のレビュー
- YouTubeの商品紹介動画
- Instagramとtwitterでの口コミ
3000件以上のレビューに目を通しました!
深夜2時まで読んでたよね…
おかげで全て同じに見えたキャリーワゴンの違いが、手に取るようにわかるようになりました。
そこで本記事では、レビューの読み込みでわかった「キャリーワゴンの選び方」をまとめましたのでご紹介します。
キャリーワゴンの選び方。10個の違いとは?
どれも同じに見えるキャリーワゴンですが、選ぶうえでチェックすべき10個の違いを紹介します。
10個も見てらんないよ~
みなさんの貴重な時間を無駄にさせないように、
- 絶対にチェックすべき3つのポイント
- あると便利な5つのポイント
- 安心して長く使うための2つのポイント
と優先順位をつけて説明したいと思います。
絶対にチェックすべき3つのポイント
タイヤの形状
タイヤには大きく分けて「幅広タイヤ」と「スリムなゴムタイヤ」の2つのタイプがあります。
どっちのタイプが良いの?
「どんな場所で使うのか?」を考えて選ぶと良いよ
オフロードには幅広タイヤ
未舗装の道(オフロード)で使用することが多い人は、幅広の太いタイヤのものを選びましょう。
スリムなタイヤはオフロードが苦手です。自転車で言えばレース用のロードバイクで山道を走るようなものです。
幅広タイヤが得意な場所
- 木の根っこでデコボコした道
- 砂利が多い河原
- ビーチや砂浜
舗装された路面にはスリムなゴムタイヤ
デコボコした道でも使えるなら、舗装された道路でも幅広タイヤで良いんじゃない?
舗装された路面ではスリムなタイヤのほうがおすすめ。
- 走行音が静か
- 割れにくいタイヤ
- 程よいグリップ感
幅広タイヤは材質が固いプラスチック製のものがほとんど。 くわえて地面をグリップするための凹凸があります。
そのためアスファルトやコンクリートのような 硬い路面の上では幅広タイヤは「ガタガタ」と音が響きます。
早朝にマンションの廊下や住宅街で使ったら迷惑になりそうね
プラスチック製でないゴム製の幅広タイヤもあります。しかし、舗装された道にはグリップ力が強すぎて引くのが重くなります。
以上のことから、舗装された道ではスリムタイプのタイヤがおすすめです
タイヤの形状とおすすめの場所を表でまとめるとこんな感じです。
タイヤ幅 | 幅広タイプ | スリムタイプ |
凸凹した山道 | 〇 | ✕ |
石が多い河原 | 〇 | ✕ |
砂浜 | 〇 | ✕ |
芝生 | 〇 | 〇 |
舗装路 | ✕ | 〇 |
アウトドアレジャー目的なら幅広タイプ。街中で使う場合はスリムタイプといった感じです。
いろいろな人の使い方をまとめた記事も作成しました!思ってもみなかった用途が見つかるかも(*’ω’*)
番外編:エアータイヤは走行性のレベルが違う
種類は限られますが、エアータイヤのキャリーワゴンは走破性・クッション性・静音性が、先のタイヤとは比較にならないレベル。
LOGOSのTradcanvas 丸洗いカーゴキャリーを店頭で操作させてもらいましたが、やっぱり静音性と走行性の良さは桁違いでした!
そういえば、人気の海外製のベビーカーもエアータイヤだよね
「パンクするリスク」「重い」「折りたためない」「小回りがきかない」というデメリットがありつつも、海外製のベビーカーは見た目のカッコよさとその走行性の良さでファンの心をがっちり掴んでますよね。
エアータイヤには空気だけでなく、魅力もパンパンに詰まってる!
サイズ
サイズはどうやって選んだら良いんだろう?
80~120L程度のレギュラーサイズがおすすめ。
荷台の容量は以下の3つのカテゴリーに分けられます。
サイズ | 容量(L) | 荷台サイズ(cm) | 重量(kg) |
コンパクト | 40L-45L程度 | 40×20×20 | 7-8 |
レギュラー | 80L-120L程度 | 80×40×30 | 11ー13 |
ビッグ | 140L以上 | 93×60×35 | 13 |
レギュラーサイズ(80L~120L程度)
有名なcolemanの赤いキャリーワゴンもこのサイズ
アウトドアキャリーワゴン市場の8割以上の商品はこのカテゴリー。
近場の公園へのピクニック、駐車場への荷物運びといった日常使いから、本格的なキャンプにも使うことができるため人気があります。
重量は11kg程度のものが多く、女性には重く感じるレベルなのが玉に瑕。
10㎏といえばスーパーのお米一袋と同じか…ちょっと重たいかも。
次に容量ですが、「実際、どのくらい積むことができるのか?」を私のDODのキャリーワゴン(125L)で紹介します。
まだまだ余裕があるわね。
BBQ用グリルやクーラーボックスがあってもまだ大丈夫そう。
コンパクトサイズ(45L程度)
おもに女性をターゲットとして作られたコンパクトなサイズ。
重さは7kg程度と、レギュラーサイズに比べ3~4kg程度軽量化されています。1.5Lのペットボトル2.5本分ぐらい軽くなったと考えるとこの差は大きいですね。
しかし軽くなった分だけ荷台のサイズも小さくなり、容量は45L程度になります。
45Lってどのくらい?
スーパーの買い物カゴ1.5個分くらいかな。
うーん、まぁまぁ入る感じかな。お米や飲み物みたいな小さいのに重い物を運ぶのに便利そう
ビッグサイズ(140L以上)
キャリーワゴン界にも140L~200L超のヘビー級の商品がいくつかあります。
200Lはもはや浴槽レベル。
このサイズになるとワゴンを引っ張って移動するのが難しくなるため、両手で押しても動かすことができる方式が主流となっています。
サイズの選び方まとめ
- ほとんどの場合はレギュラーサイズ(80~120L)でOK
- レギュラーサイズは10㎏と重いので、女性がメインで使う場合はコンパクトサイズもあり
- 荷物が多い場合はビッグサイズを検討
折りたたみ方式
キャリーワゴンの折りたたみ方には「収束(筒)型」と「平板型」の2つのタイプがあります。
私は断然、収束型をおすすめします
細くたためるか、薄くたためるかだけの差じゃないの?
折りたたみ方式の違いは使い勝手も左右する大事なチェックポイントです。
収束型は「奥行き」と「幅方向」どちらも小さくなるため、筒型でコンパクトに折りたたむことができます。
コンパクトさは収納スペースに限りのあるマンションやアパート住まいの人には重要なポイントです。
収束型のメリットはこれだけではありません。
畳んだ状態で自立する。そのうえそのまま走行ができるんです。これが意外と大事なんです。
畳んだ状態で動かせることがそんなに大事なことなの?
これが意外と重要なんです。
ワゴンは重量が10kgを越えるものがほとんど。持って移動するのは男性でも一苦労です。
そんなシーンはたまにしかないんじゃないの?
じつは結構な頻度で、 畳んだままの状態でワゴンを持ち運びしなければならない状況に直面します。
たとえば部屋から外へキャリーワゴンを運ぶ時。
マンションやアパートに住まいの方は、廊下に十分な広さがないため、室内でワゴンを広げるわけにはいきません。一旦キャリーワゴンを畳んだ状態で外まで持って行く必要があります。
確かに・・・廊下に何か物が置いてあったら、通れなさそう。
2例目は車の間を抜ける時
車でキャンプ場や公園に着き、荷台からキャリーワゴンを降ろしたあと、狭い車の間をワゴンを持って抜ける必要があります。
狭い車の間を重いキャリーワゴンを持って歩き、誤って他の人の車にキズを付けてしまったりしたら大変ですよね。その日一日の楽しいレジャーが台無しです。
しかし畳んだ状態でキャリーワゴンを走行できれば、苦も無くワゴンを外に移動させることができます。
キャリーワゴンは荷物の持ち運びを楽にするためのアイテム。
そこでストレスを感じてしまっていたら元も子もありませんよね。
あったら便利な5つのチェックポイント
必須!というわけではないけど、あったら便利になるポイントを紹介します。
ハンドルの形状はT型よりもリング型
ハンドルには2つの種類があり、T型とリング型のものがあります。
T型のものは指の間にハンドルの棒をまたぐ必要があり握りにくい。重い荷物を積んで長時間引っ張っていると指が痛くなってしまいます。
リング型のものはしっかりと握れるうえに、左右に旋回するときも力を入れやすいですよ。
身長が高い人はハンドルの長さにも注目
ハンドルが短いと、キャリーワゴンのタイヤと足がぶつかってストレスになります。
特に身長が高い人(175㎝以上くらい)はハンドルを傾ける角度が浅くなるため、よりタイヤに足がぶつかりやすくなります。
身長が高い人はハンドルの長さが90㎝程度あるタイプが安心ですね。
タイヤロックがあると坂道も安心
タイヤロックとは、タイヤを回転させなくする機能。坂道で作業する時に便利です。
勝手にワゴンが坂道を下って、人やモノにぶつかったら賠償問題にもなりかねません。
特に舗装された道で使われるゴムタイヤのタイプには、タイヤロックはあるほうが望ましいと思います。
荷台のカバーを取り外しできる
公園やキャンプで使った道具は泥だらけになる場合が多いですよね。そんな荷物をいっぱい積んだキャリーワゴンは汚れて当然です。
そんな時、汚れたカバーはガサッと外して、ザバッと洗いたいですよね。
ほとんどの商品は外せますが、たまに外せない商品もあるので、要チェックです!
オプション品の充実度
カスタムって楽しいですよね。
自作するのも楽しいですが、そのワゴンのためにつくられた既製品はやはりモノがしっかりしています。
- 荷物が濡れないようにするレインカバー
- 荷物を崩れにくくするゴムネット
- 天板でワゴンがテーブルに早変わり
といった、機能を1ランクアップさせてくれるオプション品を品揃えするブランドもあります。レジャーをさらに便利に楽しくしてくれます。
個人的には100均のメッシュパネルがおすすめ。テーブルにもなるし、運搬時には荷物の落下防止の柵にもなるので便利にも使えます。
これがあると安心!2つのチェックポイント
日本ブランドである
20種類以上のキャリーワゴンを調べましたが、どこのブランドも製造元はすべて中国です。
そのため「破けていた」「タイヤのビスが抜けていた」「くさい」といった不良がどの商品にも少ならからずあります。
かと言って、僕らも泣き寝入りするわけにはいかないですよね。
まずはしっかりとクレーム対応で連絡がとれる日本ブランドのものが選びたいところ。
日本のブランドと言われても・・・例えばどんなのがあるの?
実は日本ブランドって多い。
ロゴスやキャプテンスタッグなんかも日本ブランド。
スペアタイヤが販売されている
3000件のレビューを読んで「商品が壊れた!」という内容の物は、そのほとんどがタイヤの破損にまつわるものでした。
でもフレームなどはまだまだ使えるのに、ワゴンごと買い替えるのはもったいない。そんな時のために、一部のブランドでは「スペアタイヤ」も販売されています。
タイヤは消耗品。長く使いたいなら、スペアタイヤも準備しているブランドがおすすめです
あまり気にしなくても良いと思うこと
耐荷重を鵜呑みにしない
多くのキャリーワゴンには
耐荷重120kg!
といったセールストークが大きくアピールされています。
120kgの荷物を積んで運んでも大丈夫なんだ!
と思ってしまいますよね?( 僕も最初はそう思った)
でも、実はこれ大きな誤解なんです。
耐荷重はキャリーワゴンを動かさない状態で錘をのせても壊れなかったという静荷重の保証値。
つまり揺れや衝撃を考慮していない。実際にワゴンを動かした時の目安にはならないんです
「上半身ムキムキのゴリラだけど、下半身はヒョロヒョロ」みたいな感じ。ウホッ
そのため耐荷重を下回る重さでも、破損する場合があるんです。
じゃあ壊れにくい商品を選ぶにはどうしたら良いの?
残念ながらどのブランドもほとんど差は無いと思う。
20種類以上のキャリーワゴンを調べましたが、タイヤ・ハンドル・フレームを見ていると、「この部品・・・他の商品でも見たな。」ということがしばしば。
つまり既存のパーツの組み合わせで商品が作られています。
そのためパーツ単位でみれば強度・耐久性に差は無いと予想できます。
せめて、折角買ったキャリーワゴンがすぐに壊れて泣き寝入りしないため、私達にできることは、下記の5点。
- 耐荷重を信じて荷物を積み過ぎない
- 使用する路面に対して適正のあるタイヤを選ぶ
- 不具合があった場合にも対応してくれる日本ブランドを選ぶ
- 1年保証付きの商品を選ぶ
- スペアタイヤを販売している商品を選ぶ
まとめ
長々と説明しましたが、あらためてポイントをまとめたいと思います。
- 幅広タイヤはオフロード向け
- スリムタイヤは舗装路向け
- ほとんどの場合、容量は80~120L程度のものでOK
- 折りたたみ方式は収束型がおすすめ
- ハンドルはリング型が握りやすい
- 身長が高い人はハンドルが長いものが使いやすい
- タイヤロックがあると、坂道でも安心
- 荷台のカバーは取り外しできると、洗濯できて便利
- オプション品が充実していると、より便利になる
- 日本ブランド&スペアタイヤがあると、不良があった場合にも安心
ここまで読んだあなたには、同じに見えたキャリーワゴンの違いがハッキリとわかるようになっているはず。
そんなあなたににピッタリのキャリーワゴンが見つかりますように(合掌)
でも探すのが面倒だな・・
という人のために、用途別におすすめの商品をまとめた記事を作成しました。
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