ペンダントライトはスポットを照らすライトなので、テーブルからライトまでの高さの調整が重要です。
そのため様々な天井高に対応するためペンダントライトのケーブルは長めに設定されています。
余分なケーブルを巻きつけて長さを調整できるコードリールという商品を使って長さ調整をすることにしました。
しかしコードリールは肝心なコードの長さ調整が難しく、普通にケーブルを巻きつけても、ライトを吊るすとスルスルとリールからケーブルが出てきてしまい、思った通りの長さになりません。
コードリールで簡単に且つ正確にケーブルを短くする方法を思いついたのでご紹介します。
ペンダントライト用のコードリールとその問題点
コードリールはライトのケーブルをの中心の棒に巻き付け、それを覆うだけの簡単な仕組みです。しかしただ巻いただけだと、ライトを吊るした際にその重みでリール内からケーブルが5cm~10cmほどスルスルスルと出てきてしまいます。
もっとキツク巻けばいいだけなのでは?
ケーブルは1cm程の径のため、緩まないようにキツく巻きつけるのも至難の業なのです。そうすると、思っていた高さでペンダントライトを設置することが出来なくなってしまいます。
ケーブルがリールから飛び出てくることも踏まえて、多少多めに巻きつけても良いのですが、巻くたびにリールから飛び出てくる量も違うため、ライトを何度も着け外しするはめになります。
コードリールに巻いたケーブルを動かなくする方法
この問題を解決することは簡単です。
リール内のケーブルに「引っかかり」を作れば良いのです。つまりは結び目を作るということです。
まずは結び目を2つ作ります。(結び目を作る位置は後ほど説明)結び方は普通の固結びでOKです。
この2つの結び目をリールの上下の抜き穴部に引っ掛けます。それだけです。
あとは余ったケーブルを適当にリール内に突っ込んでもう一方のリールの蓋をして終わりです。
軸に巻く綺麗に巻きつける必要もありません。グチャッといれるだけでいいです。
結び目を作るので、あまり小さいコードリールではこの方法は使えないかもしれません。
ケーブルの結び目の間隔の計算方法
結び目の間隔の計算方法についても、イラストで説明します。
①設置したいライトの高さから、ケーブルの長さを計算する
まずはペンダントライトの長さを何メートルにするか決めるために、天井の高さとテーブルの高さをメジャーを使って計測します。
天井の高さは巻き尺を写真のように使うと簡単に測ることができます。
次にテーブルからペンダントライトの高さをどのくらいにするかですが、商品によって推奨の高さは変わると思います。まぁだいたい60cm~80㎝くらいだと思います。
ペンダントライトのケーブルの長さは、天井の高さからテーブルの高さとテーブルからライトまでの高さを引けば計算できます。
②結び目の間隔=ケーブルを短くする長さ
ケーブルを結ぶ前のライトのケーブルの長さ(購入直後の長さ)を計測します。この長さから、①でもとめた設置後のレールの長さを引くことで、結び目の間隔を計算することができます。
試しに、我が家の寸法で計算してみると
我が家の各寸法は下記の通り
天井高さ:2600mm(2.6m)
テーブル高さ:700mm(0.7m)
天面からランプまで:800mm(0.8m)
まずはケーブルの理想の長さのケーブル長さを計算します。
(天井高)-(テーブル高さ)-(テーブルからライトまでの高)=1100mm。
この1100mmが短くした後のライトの長さです。
これを結ぶ前のケーブルの長さ1900mm(1.9m)から引くと800mm。
この800mmというのが短くする長さ。つまり結び目の間隔です。
この計算の通り、800mmの間隔で結び目を作って、ペンダントライトを吊るすと・・・
テーブル天面からライトまでの高さが狙いの数値800mmにピッタリ。ブラボー
まとめ
お金もかからないし、計算で狙った通りの寸法に出来、簡単に取り付けもできる。3拍子揃ったおススメの取り付け方でした。
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