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FLEXISPOT天板の選び方。設計15年の筆者が材質別おすすめ商品を紹介

電動昇降デスクFLEXISPOTが人気を博した理由の1つが脚フレームだけで購入できること。

天板に求めるモノは人それぞれ違うので、天板を自由に選べるのは嬉しいポイントですよね。

  • できるだけ安く済ませたい
  • お手入れ簡単で、きれいに長く使えるモノがいい
  • 多少高くても、天板にはこだわりたい

でも選択肢が多すぎると、逆に悩んでしまいます。

そこで本記事では建具や家具の設計を15年つとめる筆者がFLEXISPOTにおすすめの天板を紹介します。

クリックできる目次

FLEXISPOTの天板の選び方

電動昇降デスクの天板に必要な性能

電動昇降デスクの天板に必要な機能は4つ。

  1. 見た目の美しさ
  2. 傷つきにくい硬さ
  3. 汚れをふき取りやすい
  4. 重さ

「硬さ」と「汚れのふき取りやすさ」についてはアイカ工業の資料がおすすめ。写真付きで非常に分かりやすく紹介されています。

見た目の美しさ

天板はデスクの「顔」。ビジュアルが好みかどうかはとても大切なポイントです。

まずは直感を大事にした上で素材の個性や価格帯を知り、用途や空間に合うかどうかを考えて、長く愛着をもって使い続けられる素材を選びましょう。

満足感が得られるものであれば、気持ちも高まり仕事も捗るというものです。

表面の硬さ

床やテーブルといった水平に設置する部材には硬さが必要です。

硬さを確認するうえでわかりやすい指標が「鉛筆硬度」。

鉛筆硬度とは硬さの異なる鉛筆でひっかいた時にキズがつかないか評価したもの。

6B<5B<…B<HB<F<H…8H<9H の順にキズや凹みがつきにくくなります。

天板の素材としてはH以上の鉛筆硬度がほしいところ。

とくに書き仕事が多い人は要チェック。 柔らかい素材の天板はボールペンで字を書いただけも表面に凹み痕が残ります。

うちの無印良品のパイン材デスク。細かい傷がチラホラ

また無垢や集成といった木材の硬度は塗装により多少の違いがでます。

しかし本当に重要なのは木材自体の硬さ。硬くぶ厚い塗装でも木材が柔らかければ凹んでしまいます。

そんな木材の硬さの指標は比重です。比重0.5以上の樹種を選ぶことをおすすめします。

一般的には広葉樹(タモやオークなど)は硬く、針葉樹(スギやパイン)は柔らかい木材となります。

汚れにくさ

ひとくちに「汚れ」といってもその種類はいろいろ。

飲み物や食べ物、鉛筆、インク、手垢など様々なものが天板を汚します。そんな汚れをふき取る「水やアルコール」も表面の変色を招く要因になりえます。

そういった汚染源に対して変色せず、サッとふき取りがしやすい素材はメンテナンスが簡単で、キレイなまま長い間使いつづけることができます。

重さ

電動昇降デスクの天板では「耐荷重」も重要です。

20㎏を超えるような重い天板だと、気づかずに脚フレームの耐荷重を超えてしまい、モーターの故障の原因になります。

特に広葉樹の集成材や無垢材は重くなりがち。これらを天板として使用する場合は耐荷重が高いデュアルモーターの脚フレームを選ぶことをおすすめします。

天板の形状のチェックポイント

触れる場所には「面取り」加工が必須

身体と触れる天板の前面には「面取り」が必要です。

面取りにはいくつか種類があります。

天板の面取りの種類。ピン角、C面、R面、糸面
ピン角

直角のこと。触れると痛みを感じる。

C面取り

45°で角を落とす加工

R面取り

円弧状に角を落とす加工

糸面取り

0.2~0.3mmのごく小さな面取り

天板の前面は作業中に手や足が触れる場所。ピン角だと腕を置いたときに刺激を感じ、集中力の妨げになります。

糸面取りにするだけでも痛みは改善されますが、3C(3R)以上の面取りだと、見た目だけでなく、柔らかい感触にすることができます。

側面や四隅のコーナー部にも面取りがあるのが望ましいですが、シャープな印象の天板にしたい場合は糸面取りだけでも問題はありません。

面取りが大きすぎると、モニターアームなどのクランプで止めるアイテムが取り付けられなくなるのでご注意ください。

カーブ型天板

商品リンク

FLEXISPOTにはカーブ型天板という、手前側が円弧状にくりぬかれた天板が品ぞろえされています。

このカーブ型天板のメリットは肘を脇に添えらえること。主にスタンディング時に効果を発揮します。

キーボードを打つ時をイメージして肘を曲げてみてください。特に違和感は感じませんよね?

そこから肘を10㎝ほど前に出してみてください。肩や腕に違和感を感じません?

これを改善してくれるのがカーブ型天板です。

スタンディングの作業時は直立姿勢だと次第に足が疲れてくるため、多くの人は天板にもたれながら前傾姿勢作業することが調査で明らかになっています。

普通の長方形の天板だと身体の横に天板が無いため、肘を前に押し出して作業することになります。

一方、カーブ型天板は身体の横に天板があるため自然な肘の位置、つまり楽な姿勢で作業することができます。

電動昇降デスク「WAVEON」の商品説明のページがイラスト付きでわかりやすいです。

材質別のFLEXISPOにおすすめの天板

ここでは下の4つの素材を、前項で紹介した「性能」を比較しながら、おすすめの商品を紹介していきます。

  • 無垢・集成材(広葉樹と針葉樹で分別)
  • メラミン化粧板
  • シート化粧板
  • ガラス
材質おすすめ度価格重厚感硬さ汚れにくさ重さリンク
無垢・集成材
(広葉樹)
(4.0 / 5.0)
とても良いH塗装次第重い詳細を見る
無垢・集成材
(針葉樹)
(3.5 / 5.0)
良い6B~4B塗装次第普通詳細を見る
メラミン化粧板
(4.5 / 5.0)
普通9Hふき取り簡単普通 詳細を見る
シート貼り化粧板
(3.5 / 5.0)
普通4B~2Bふき取り安い普通詳細を見る
ガラス
(3.0 / 5.0)
とても良い9H ふき取り簡単 重い詳細を見る
価格は奥行60㎝×幅120㎝の場合

集成材・無垢材

  • 重厚な素材感
  • さまざまな樹種の違いを楽しめる
  • 自分にあわせたカスタマイズが可能
  • 価格が高い
  • 重量がある
  • 納期がかかる

集成材と無垢材はどちらも本物の木材。

どちらも重厚感があり、「 机は大事な仕事道具」とこだわりのある方におすすめの素材です。

無垢材は1本の丸太から切り出した木材。

本来の木目を存分に楽しめるので、ウォールナットやチェリー、オークなどの木目の美しい樹種では無垢材がおすすめです。

高価ですがそれに見合った高級感があり、まさに一生モノのデスクにすることができます。

集成材は角材を張り合わせて1枚の板にした木材。

無垢材にくらべて木材本来の風合いをあじわうことはできませんが、乾燥や湿気に強く、反りなどの変形がしにくい特徴があります。

天板用の集成材の樹種としてはゴム(ラバーウッド)が有名。コスパ・硬さ・見た目と三拍子そろった優等生。おまけに再生材料なので環境にも優しい樹種です。

購入先①ホームセンター

まずは自分で天板を自作する場合を紹介します。

あまり詳しく説明すると長くなるので、本記事では簡単な流れだけ紹介します。

  1. 材料をホームセンターで購入する
  2. 好みのサイズにカットする
  3. 角部の面取り加工をする
  4. 表面をヤスリがけ
  5. 着色する
  6. 乾燥させる(何度か繰り返し)
  7. ニスを塗る

作成から完成までおよそ5日くらいかかります。材料費は7000円もあれば天板が作れるので、工具が揃っている人におすすめ。

YouTubeで天板の作り方を紹介している動画もたくさんあるので、初心者の方も安心です。

注意点

  • オイルフィニッシュだけだと水に弱い。耐水性を持たせるならニスも忘れずに
  • ホームセンターで手に入る木材は針葉樹がほとんど。テーブルの天板としては硬度が低いので、割り切りが重要。

購入先②マルトクショップ

「デスクは大事な仕事道具」とクオリティにこだわりのある方は信頼できるプロに任せましょう。

表面の仕上がりや細部の加工など、DIYでは難しい木材の良さを職人が最大限に引き出してくれます。。

「そんな木材なんてどこで買えばいいの?」という方にはマルトクショップがおすすめ。

マルトクショップはネット販売で高い評価を得ているショップ。40種類以上の樹種を取り扱い、細かいカスタマイズまで画面一つで注文できちゃいます。

購入先③FLEXISPOT|Bamboo

FLEXISPOTより

フレキシスポットにも集成材の天板が、2021年8月に品揃えされました。素材はなんと竹(バンブー)

竹は成長が早く、繁殖力も高いことから、環境にやさしい素材としても注目を集めています。

竹は独特な木目なため、天板の素材としてはメジャーではありません。しかし重くて硬い特徴があり、竹は天板向きの素材なんです。

IKEAでも竹は多く採用されており、アジアンテイストのだけでなく北欧風のインテリアにもマッチします。

「スクエアタイプ」と、集成材ならではの「カーブ型」の2種類が品ぞろえされています。

イメージ
スクエア

カーブ型
120×60×217600円
140×70×220900円26400円

メラミン化粧板

  • 硬くてキズが付きにくい
  • 汚れても簡単に拭き取れる
  • 耐水性、耐摩耗性にも優れる
  • 無垢材や集成材と比べると重厚感に欠ける
  • 価格がやや高め

メラミン化粧板は天板にイチ押しの素材。とにかく硬くて、汚れにくい。

メラミンとは熱硬化性樹脂の1種で、表面に木目が印刷された厚み約1㎜の硬いシート状の素材です。

これを木材のチップを押し固めてつくった繊維板の表裏に貼り合わると「メラミン化粧板」となります。

硬さ・汚れにくさ・耐水性・耐熱性と機能性に優れており、大手飲食店のテーブルの素材の8割はメラミンといっても過言ではありません。

無垢材や集成材のような本物の木材と比べると重厚感に欠けるものの、近年の印刷技術の発展は目覚ましく、業界の人間でないと本物の木材と見分けがつかないレベルまで意匠性が高まっています。

FLEXISPOT|スクエア天板

フレキシスポットのスタンダード天板もメラミン化粧板。迷ったらこれを買いましょう。少なくとも後悔することはありません。

柄のバリエーションが豊富で7柄から選ぶことができます。

ただし柄によってサイズ展開に違いがあり、120cm幅以外は柄によっては品揃えがありません。

脚フレームとビスで固定する箇所には下穴があるので、電動ドライバーを持っていない人にもおすすめ。

スクエア天板マホガニーメープル
ホワイト

ブラック

マーブルグレー

ホワイトウッド

ビンテージウッド
100×60×2.59900円9900円
120×60×2.513200円13200円13200円13200円13200円13200円13200円
140×70×2.516500円16500円16500円16500円
160×70×2.519800円19800円19800円
121.9×76.2×2.513200円

ニトリ|プレフェ

ニトリのプレフェはFLEXISPOT公式天板よりも1万円ほど近く安い。コーナー部が角張っているので、シャープな印象のデスクにすることができます。

もともと同社の脚と組み合わせて使用することを前提としているため、裏に鬼目ナットが埋め込まれています。

FLEXISPOTの脚フレームのビス固定位置と重ならないように、脚フレームの幅を調整しながら取り付けする必要あり。

しかも天板の重量をみるかぎり「フラッシュ構造」なので、避けた位置に芯材があるとは限りません。

芯材が無い場合は9㎜合板(別途購入)を裏面に取り付け、そこにFLEXISPOTの脚フレームをビス固定するのが確実。

諸々の費用や手間を考慮しても、価格を安く済ませたい方にはおすすめ。

化粧シート貼り繊維板

  • 汚れや耐水性に優れる
  • 価格も比較的安め
  • 表面硬度は劣る
  • 無垢、集成材に比べると重厚感に欠ける

メラミン化粧板と同様、木材チップを固めた繊維版の表裏に木目が印刷された化粧板を貼り合わせた素材。

価格的に安く済ませることができることが一番のメリット。

メラミン化粧板との違いは表裏に貼られた素材。メラミンの代わりに厚さ0.5㎜ほどのシートが貼られています。

樹脂シートにも種類があり、「塩ビ(PVC)」や「オレフィン」などがあります。性能に多少の違いはありますが、大差はないので気にする心配は不要です。

FLEXISPOT|カーブ型天板

フレキシスポットのカーブ型天板はメラミン化粧板ではなくシート貼りMDF

MDFとは細かい木の繊維を押し固めて作られたパネル。MDFの木の繊維が細かいのでシート貼っても表面に凸凹が見えにくいため、カーブ型のような立体的な形状を作ることができます。

ただしMDFは決して硬い素材ではないので、傷には注意が必要です。

キーボードでの作業しかしない人におすすめ。

カーブ型天板
ブラウン

ウォルナット


ウッド


トープ
140×70×22000円22000円22000円22000円

IKEA|リンモン

IKEAのリンモンは100×60cmで1500円と激安価格。ただし配送料が目玉が飛び出るほど高いので、店舗まで行ける人にしかおすすめしません。

また天板の内部がペーパーハニカムのフラッシュ構造。中央部は芯材がないので、脚フレームとビスで固定できません。両側だけのビス固定でも使用できますが、揺れに弱くなる。

山善|組合せフリーテーブル

ネット通販大手 山善の「組み合わせフリーテーブル」。

120×60㎝で6000円(送料込み)と、比較的お手頃な価格。

表面は塩ビシート貼りのMDF。普通のキーボードでの作業程度であれば、問題ないレベルの硬さです。

120㎝×60㎝×3㎝で重量14㎏。内部まで芯がつまった(ベタ芯)構造の天板なので、FLEXISPOTの脚フレームを固定する際に「芯材が無い!」という心配も不要。

ガラス

  • 表面硬度が高い
  • 汚れをふき取りやすい
  • 意匠性が高い
  • 光を反射するので、集中できない
  • 指紋で汚れが目立つ
  • モニターアームがつけられない

ガラスは硬さ・汚れにくさ・耐熱性といった天板としての性能に申し分ない素材です。その反面、上で記載したようなデメリットがあるのも特徴。

しかしこれらデメリットにも代えがたいラグジュアリーな高級感がガラスにはあります。

本記事の「天板に必要な性能」でも言いましたが、天板の見た目は最も大事な要素。使っている時の満足感があれば、少しの不便も気にならないし気持ちよく仕事に取り組むことができます。

ガラス天板が気になっている人は、直感を大事にしてみてください。

FLEXISPOTではEG8という機種でガラス天板が採用されています。こちらもチェックしてみてください。

FLEXISPOT電動昇降デスクの天板まとめ

お疲れ様でした。最後に、本記事の内容をまとめます。

天板に必要な機能

見た目の美しさ
使っていて満足感があれば、モチベーションもあがる
キズが付きにくい硬さ
鉛筆高度H以上が望ましい。木材の場合は比重0.5以上あると良い
汚れのふき取りやすさ
一拭きで水や汚れをとることができると、きれいなまま長く使うことができる
重さ
20㎏以上の重い天板は耐荷重を超えてしまい、モーターの故障の原因になる

材質別の性能比較表

材質おすすめ度価格重厚感硬さ汚れにくさ重さリンク
無垢・集成材
(広葉樹)
(4.0 / 5.0)
とても良いH塗装次第重い詳細を見る
無垢・集成材
(針葉樹)
(3.5 / 5.0)
良い6B~4B塗装次第普通詳細を見る
メラミン化粧板
(4.5 / 5.0)
普通9Hふき取り簡単普通 詳細を見る
シート貼り化粧板
(3.5 / 5.0)
普通4B~2Bふき取り安い普通詳細を見る
ガラス
(3.0 / 5.0)
とても良い9H ふき取り簡単 重い詳細を見る
価格は奥行60㎝×幅120㎝の場合
無垢・集成材
・ホームセンター
・マルトクショップ
・FLEXISPOT|Bambo
メラミン化粧板
・FLEXISPOT|スクエア天板
・ニトリ|プレフェ
シート化粧板
・FLEXISPOT|カーブ型天板
・IKEA|LINMON
・山善|組み合わせフリーテーブル
ガラス
・FLEXISPOT|EG8
sutasuta|スタスタ
ブロガー3年生
北欧インテリアと民芸品が好きな会社員。住宅資材メーカーで木材と金属部品の開発を15年務めています。
現在、理想の在宅ワーク環境構築のために散財中。
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